応援団。


皆川工務店のある日。


「今日は晴人が来るからサウナは使用禁止だぞ、お前ら」
「わー!遂に自宅サウナデートのお誘いに成功したんすね、二代目!」
「二代目がモタモタしてるうちに多田さんトコの現場が終わっちまうんじゃねえかって皆心配してたんすよ」
「……そんな心配をしてたのか」
「二代目は多田さんの前でだけ別人みてえにヘタレの純情坊主になっちまいますからねえ」
「とにかく!いよいよ俺らのロマンチックサウナが本領発揮ってワケですね!」
「明日以降また俺らも使わせてもらいたいんで、出来れば変な汁だけは飛ばさないで下さいね」
「馬鹿、サブ。二代目にそんな勇気があるワケねえだろ」
「そうだそうだ!多田さんをデートに誘うだけで何ヶ月かかったと思ってやがる」
「今回は上手くいったとしてもせいぜいキス止まりだろ。全力で二代目を応援してやれ」
「……お前ら……」


皆川兄貴と多田君の初デートを温かく見守る工務店メンバーなのでした。




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