ビビりトビー。


雨と風、雷で大荒れの夜。
新堂のベッドにちゃっかり潜り込む飛島先輩。

「飛島さん、抱き着き過ぎ。苦しいっすよ」
「ん」
「や、だからちょっと離れて欲しいんスけど」
「やだ!」
「イイ年こいて何駄々こねてるんすか、アンタは」
「こうしてると落ち着くんだよ。ちょっとくらい甘えさせろ」
「…って、もしかして雷が怖いとか?」
「……」
「えっ、マジっすか!?」
「るせー!誰にだって苦手なモンの一つや二つあるだろーが!」
「雷が苦手って、……ぶはっ、ウチの実家の犬みてー」
「笑うんじゃねーよ!」
「げっ、何するんスか」
「お前の喘ぎ声で雷の音を紛らわす!」
「はあっ!?ちょ、ちょっと、どこ触っ…あ、ぁッ!」
「もっと鳴けよ、新堂。可愛い声を聞かせろ」
「やめ、っん、は…ぁ!」


実は雷嫌いだったトビー先輩。
この夜は散々新堂君を鳴かせて、翌朝口を聞いてもらえずションボリと反省するのだと思います。




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