家出アイーダ。


寝ぼけた津村君に初チューを奪われ、涙目で井上君と渉の部屋に飛び込んできた相田君。

「チンコ芸の仕込み中にごめんなさい。隣部屋の相田です」
「や、見れば分かるし。しかも何で敬語?」
「仕込んでねーよ。チンコ芸って何だよ」
「あのさ、今晩こっちに泊まってもいい?」
「駄目に決まってんだろ。これから松崎と男の友情を深め合うんだから邪魔すんな」
「俺は別にいいけど…津村と喧嘩でもしたのか。珍しい」
「…っ」
「康光?」
「どした、相田?」
「ツムにチンコを…ぐりぐりされて、無理矢理、く、唇を奪われたっ」
「何っ!?」
「津村がそんな事を!?」
「俺の初チューだったのに…!初チューは…浜辺でピッタリ二人寄り添って、星空を眺めながらって、決めてたのにっ」
「そんなロマンチックな事考えてたのかお前」
「つか、相手が津村だって事にショック受けてたんじゃねーのか」
「という訳で今夜はお世話になりますっ」
「勝手に俺のベッドに入るなよ!」
「よかったな、井上。添い寝の相手が出来て」
「違っ、松崎!?俺は別に、……おい!」


井上君と相田君の添い寝に実はちょっぴりヤキモチを焼いているかもしれない渉。
結局、完全に覚醒した津村君が相田君をお迎えに来て、強制的に隣部屋へと連れ帰ったのでした。




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