外岡外子。


社員レクで女装カラオケを披露する余興担当になってしまった外岡先輩。
勤務終了後、松崎の手を借りて女装の練習。


「池原さんっ」
「ああ、松崎。遅くまでお疲れさん」
「外岡外子さんが完成したっス」
「ふーん」
「反応が薄いっスね!」
「外さんの女装なら『ごーじゃす』で撮った写真を見た事あるし。普通に外さんがスカートはいてるだけでかなりキツかったな、アレは」
「今回はカリスマメイクアップアーティスト松崎のプロデュースなので完璧な女装っスよ!」
「お前はいつからメイクアップアーティストになったんだよ」
「細かい説明は省略っス。それではお呼びしてみましょうっ、外子さーん!」
「へーい」
「げっ!…外さん!?」
「筋肉質な体格が分からないように華やかめな浴衣で元気可愛い外子さんを目指してみたっス。カツラのまとめ髪は自力で頑張ったっスよ〜」
「クソッ、本当は池子にミニスカでピンクレディーを歌ってもらう予定だったのに」
「じゃんけんで負けたから仕方ないっスね」
「……」
「おーい、池さん。どした?」
「そ、外子…さん…」
「池さーん?大丈夫かー?」


カリスマメイクアップアーティスト松崎の手によって元気可愛い浴衣っ娘に変身した外岡先輩。
一瞬禁断の扉を開きそうになってしまった池原先輩なのでした。




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