視線が怖い。
団体の女性客が入って賑わうバータイムの『KARES』。
オーダーが落ち着いたところで突然、三上が下っ端バーテンダー香田の手を握る。
「副店長！？」
「前から思っていたんだけど、香田は爪の形が綺麗だね」
「なな何でいきなり手を…」
「ああ、やっぱり身体が大きいと手も大きいんだな」
「ちょっ、にぎにぎしないで下さい！」
「最近こうやってお前に接触すると何故か女性客が喜ぶんだよ。だからコレはお客様サービス」
「サービスはいいんですけど、伍代さんがものすごく殺気立った目で俺を睨んでいるのは一体どうすれば…！？」
「ふふ、感情剥き出しの伍代さんも新鮮でいいよね」
「俺を当て馬に使わないで下さい！」
多分『KARES』常連の女性陣的に公式妄想カプは下っ端バーテンダー香田×美形副店長三上の下剋上展開になっていて、ゴダミカのもどかしい恋(？)に気付いている女性客は少ないのだと思います。
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