痴漢プレイ。


主任との抜きっこについて真剣に考える松崎。


「たまには、痴漢プレイなんてどうでしょうっ」
「…家の中でか」
「イメージを膨らませるのは大事っスよ!」
「まあ、お前がやりたいなら俺は構わないが…当然俺が痴漢役なんだろうな」
「ハイッ!じゃあ、主任はここに立っていて下さいねっ」
「おい、松崎?どこに行くんだ?」

一旦部屋から出て、戻ってくる松崎。

「そこのアナタ!何をしてるっスか!」
「何って。お前が立ってろっつったんじゃねえかよ」
「ちょっとこっちに来るっス!」
「……?」
「朝っぱらから痴漢だなんて、恥ずかしくないっスか!」
「ちょっと待て。お前は一体何の役なんだ」
「痴漢の魔の手から被害者を助ける善良な市民の役っス」
「……ここからどうやってプレイに持ち込むんだよ」
「あれ?」


満員電車の中で嫌がる松崎のあんなトコロやこんなトコロをお触り的なプレイを想像していた仲山主任と、ヒーロー気分を味わってみたかった松崎でした。



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