あの温もり。


打ち合わせ中の営業一課。
渋い顔で資料を睨む仲山主任。


「先月のオ=ティムコ・フェアは売上が伸びなかったな」
「北欧一のオシャレ家具ブランドなのに、日本では人気が出ないっスね」
「…仕方ない気はするよな、池さん」
「ああ。ブランド名が“オ=ティムコ”じゃちょっとな…。そもそも“オティムコの温もり”っていうコピーもどうかと思ってたし」
「“オティムコの温もり”に包まれて生活するのはちょっと嫌っスね…」
「お前ら…そういう事は企画段階で言わねぇか」
「“オティムコの温もり”、私は素敵だと思うんだけどねぇ。柔らかくてほんのり温かくて、男なら誰でも親しみを感じるし」
「課長…今はチンコの温かさの話はしていません」


オ=ティムコのベッド、オ=ティムコの椅子…。デザインは普通にオシャレな製品なのですが、チンコ型のベッドや椅子を思い浮かべてしまう一課メンバーなのでした。



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