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「…ふっ…、ぅ…ッ」

こいつはどこでこんなキスを覚えたんだろう。

つい最近まで高校生だったとは思えない巧みな舌使いと、絶妙な力加減で股間のモノを上下に扱く見事なテク。
勃起するはずがないと思っていたモノはあっという間に急成長し、早くも三澤の手を先走りで濡らして力強く脈打っていた。

「凄いな。もうここまで勃ち上がった」
「んっ…ぅあっ…」
「感じ過ぎじゃないか?最近自分で処理していなかったのか」
「はッ、あぁ…あ…」

三澤は、わざと俺に聞かせるようにクチュクチュといやらしい音をたてて俺のペニスを扱き上げる。

時折、張り詰めた嚢をやんわり揉みしだいたり、ぬめりを亀頭全体にのばすように先端の括れを指先で撫でられたりするのが何ともいえない快感をもたらして、俺を苦しめた。

「三澤…っ!…やめろ…」

もう、心にもない敬語を使う余裕もない。

「やっと本心を見せてくれたな」
「や…め……あぁッ、…あっ」

男同士だからこそ熟知している弱点を集中的に責められ、強過ぎる快感に、危うく三澤の手の中で射精してしまいそうになるのを男のプライドで何とかやり過ごす。

「たった一回抜くだけで億単位の契約が成立するんだ。せいぜいイイ声で鳴いて俺を楽しませろ」
「う…、ぁあッ…」

…マジでこのクソ生意気なガキを泣かせてぇ!!

しかし威勢がいいのは頭の中でだけ。
現実の俺はその生意気なガキに身体を組み敷かれ、チンポを扱かれて、今すぐイキそうになるくらい感じていた。

「はしたないチンポだ。ちょっと扱いてやっただけでこんなに汁を零して喜んで…」
「あ、ぁ…っ、…あぁ…っ!」
「もうイキたいのか?腰が揺れているぞ」

腹立たしい言葉とともに指先がクリクリと鈴口を弄ぶ。
勃ち上がったペニスの先端からぱたぱたと零れ落ちた恥ずかしい汁は腹をぐっしょり濡らし、更には竿を伝って後ろへ回り、イタリア製の高級ベッドを汚してしまっていた。

「はぁッ…もう…っ、ヤバいっ…イく!」

男のプライドといっても、所詮本能には敵うはずがない。
限界まで膨張したペニスがビクビク震え、渦巻いていた欲望が一気に先端まで駆け上がる…と思ったその時。

「痛っ…!」

爆発寸前だったモノの根元をギュッと握られ、待ち望んでいた絶頂はあっけなく阻まれてしまった。

「まだ早いだろう。…それに、俺の手でイッたのではオナニーとは言えないからな」
「ふ…ざけるな…ッ」

こんな中途半端な状態で寸止めされては堪ったもんじゃない。
昂ぶる欲情で溢れてきた涙を堪え、俺は自分の根元を戒める憎らしい男を睨み付けた。





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