13



ぶるっ、と勢いよく飛び出してきたモノは完全に勃ちきって、幹にビクビクとグロテスクな筋を走らせていた。

…相変わらず、18歳のモノとは思えないすげぇチンポだ。

俺も自分のモノにそれなりの自信はあるが、それでも同じ男として羨まずにはいられない太さ、長さと、使い込まれた色。そして玉までドス黒いという気合いの入りっぷり…。

他人が勃起しているところなんて絶対見たくないのに。
三澤に対してだけは、違っていた。

「そんなに物欲しげな顔で見るな」
「…黙ってろ、エロオヤジ」

こんなバリ勃ちのブツを晒しながら、余裕の表情でいられるコイツの神経を少し疑ってしまう。
あまりに堂々と股間を見せられて、むしろ俺の方が恥ずかしい気持ちになりながらそろそろと片手を伸ばし、逞しく天を向いて反り返った赤黒いモノをそっと握った。

「…っ」
「やっぱ…お前でも、触られたら感じるんだな」

多分、俺が自分から三澤のモノに触れるのはこれが初めてだった。
というか、勃起した他人のチンポに触った事なんて今までに一度もない。
握ったソレをどうしたらいいのかよく分からずに、取り敢えずいつも自分でしているのと同じようにゆるゆると扱き始めると、手の中のモノは更に熱く硬くなり、先端の小さな割れ目にぷっくり露を浮かばせ始めた。

「安藤」
「何だよ」

いつもより少し上擦った三澤の声に、俺まで下半身が落ち着かなくなってくる。

手を動かし続けたまま顔を上げると、伸びてきた三澤の手が、俺の頬を包み込んだ。

「手だけか?」

真っ直ぐに見つめてくる目に、熱っぽい牡の色気が滲んでいる。

「…期待してんじゃねぇよ」

挑発しやがって。病人に何をさせる気だ、エロオヤジが。

普段だったら絶対そんな言葉には乗らないが、今は何をやっても、熱のせいにできる気がした。

もう二度と俺を抱く事はないかもしれないと思っていた三澤が、ちゃんと俺に感じてくれている事が嬉しい。
もし、三澤がそうして欲しいと思っているなら、フェラくらいしてやれる。
三澤のモノなら舐めるのも嫌ではない。

「今日だけだからな」

挑発的な目を睨みつけたまま身体をずらす。
開かれた足の間に陣取って、目の前にそびえ立った逞しいペニスの根元を両手で支えると、まさか本当に俺がそんな事をするとは思っていなかったらしい三澤が片眉を跳ね上げて俺を見下ろしてきた。

「できるのか?」
「瞬殺してやるから覚悟しろ」

くっきり張り出した亀頭に一瞬ひるみつつも唇を近付け、そっと先端を口に含んでみる。
口の中いっぱいにじわっと苦い先走りの味が広がったが、三澤の味だと思うと不思議と気にはならなかった。

「くわえるだけじゃなく、舌も使え」

知ってるっつーの!

色々言いたかったが馬鹿デカいソレを口いっぱいに入れた状態では反論も出来ない。
苦しくて涙の滲んだ上目使いで三澤を睨みながらチョロッと舌を動かすと、くわえたモノがググッと容量を増して、噎せかかってしまった。




(*)prev next(#)
back(0)


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -