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「…三澤っ…、もう…無理…っ」
「何だ、ヒトをオヤジ扱いしていたワリに随分だらしないな」
「ひぁ…、ン、んんッ」

背後から三澤に抱き抱えられ、太いペニスに深々と貫かれたまま下から激しく突き上げられる。
既に二度もイカされた俺の身体はとっくに限界を超えていて、さっきから何度も小さく震えを繰り返していた。

35歳扱いされたのが余程気に入らなかったらしい。
三澤は俺の中で一度達したものの、抜かずにそのまま背面座位へと体勢を変えると、容赦なく第二ラウンドに突入してきたのだった。

大きなガラス一面に映し出される自分の恥態。
三澤のモノをくわえてひくついている箇所までがくっきりと映っていてあまりの恥ずかしさに目を背けたいが、さっきから三澤がそれを許してくれない。

「ほら、しっかり見ろ。自分のいやらしい姿を」
「う、ぁ…っ、あぁぁ…んっ」
「…ッ、また締め付けがキツくなった…」
「あっ、ぁっ…」

認めたくはないが、俺の身体はこのシチュエーションにどうしようもなく興奮してしまっていた。
現に、ガラスに映る自分の顔は恍惚の表情を浮かべていて、二度も精を放ったはずのペニスは再び勃ち上がり、突き上げの度にふるふると揺れて歓喜の汁を零している。

「この寝室を見た時からずっと、こうしてやりたいと思っていた」

耳元に熱く囁きかける三澤の顔を、俺はガラス越しにキッと睨み付けた。

「…、変態っ…」
「何とでも言え。その変態に抱かれてこんなに感じているお前も同類だ」
「あぁぁ…ッ!」

硬く張り出したカリの部分で一番感じるポイントを擦られて、全身をゾクゾクと快感が走り抜ける。
これ以上酷いめにあいたくないので決して口には出さないが、三澤のこのねちっこい抱き方はまさにオッサンのそれそのものだ。こんな18歳は世界中どこを探してもきっとコイツ以外にはいないだろう。
後ろから回された手にクチュクチュとペニスを扱き上げられて、いつの間にか俺はねだるように自分から腰を動かしていた。

「あ、ぁ…、はぁ…っ、また、イク…ッ」
「俺も…また、中に出すぞ…」
「や…やめろって…ッ、あン、ぁぁっ!」

男に中出しされるなんて人生最悪の経験だ。
俺が文句を言うのも聞かずに三澤は腰の動きを加速させ、奥を狙ってガンガン突き立ててくる。

「うぁ…ッ、ヤバイっ、イく、イくッ…」
「…っ…はぁ…ッ」
「ひぁッ、あ、あぁぁ…あぁッ!」

鈴口をなぞっていた指先に軽く爪をたてられた瞬間、ピンッと背筋が張って身体が大きく痙攣した。

「や…あぁ…っ!」

さすがに三度目ともなると勢いはないが、それでも三澤の手に握られたモノの先端からはトプッと薄い白濁液が零れ出す。

耳元で微かに聞こえた低い呻き声と共に、勢いよく最奥を濡らす三澤のソレを感じて、達したばかりのペニスとともに俺の心はぐにゃぐにゃと萎えていった。

「中に出すなって…言ったろ…」
「心配するな。後処理はちゃんとしてやる」
「…」

悪びれもせずに平然とそう言って後ろから俺を抱き締めてきた御曹司は、まるで大切なモノを労るように何度も俺の首筋に触れるだけのキスを落とし、大きな手でそっと髪を撫でてきた。

何となくその手が、今さっきまで自分のモノをぐちゃぐちゃに扱き上げていた方の手なんじゃないかという気はしていたが、甘やかされるようなその感覚があまりに気持ちよかったので、俺はしばらくの間、黙って目を閉じ、三澤の腕の中でじっとしていた。





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