main | ナノ



14

ゴシュアリ
音大4年生の辺り。
所詮妄想。
恋人設定発動してみたり←
ゴーシュがなんか別人かもしれない。
アリアさんがツンになってる。
これがOKなら

──────────────




星屑のような砂が、握り締めた手を開くと滑り出る感覚を知っているだろうか。
砂浜の粒の揃った結晶混じりの砂の、握っても、確認するとほんの一握りしか残らない感覚を。
僕は、あの感覚が奇妙で嫌いだった。持っているのに、ない。
それが、嫌だった。
だからアリアの髪先を弄んでも、するり、と抜けていくのは少し、嫌だった。
彼女が最近髪をポニーテールにしはじめた。ここ最近。
だからちょっと髪に触れがたくなったのも寂しかったりする。
もっとも、就活が忙しくなったからだから、仕方ないかと思うのだけども。
そんな彼女は、今日僕の部屋に来ている。理由はご飯のため。
どうやら連日忙しくてろくに食べていないようだったから僕の料理を食べに来るように誘ったのだ。
夕陽が眩しく、テーブル横の椅子に座った彼女を照らしている。麦茶の入ったグラスは紅に染められた。
台所先から食器を洗いながらその姿を伺い見ると、鞄から楽譜を取り出してにらめっこを始めた。
次の就活の面接での課題曲だろうか。
皿をゆすぎ終わり、食後の珈琲を用意する。お湯を注ぐ音が、紅色の部屋に広がった。


「珈琲でいい?」
「うん。ありがとう」


台所の先にある居間へ向かうと、彼女はいまだにらめっこを続けている。
カップをテーブルに置くと、ちょっぴりいたずらをしたくなって、後ろからアリアを抱き締めてみた。
アリアの座ってる椅子ごと、なので僕の体制は些か変な形である。抱き締めるよりも、かがんで、彼女の頭に僕の顔を乗せて腕を回すような。そんな体制。




砂屑のように手から抜け出してしまいそうだ、と思う。




あまり意識せず、前にいる彼女に手を伸ばしてみたら以前のように腕の中に収まったのだ。
抵抗するような仕草はないかわり、何…?とほんの少し冷たい言葉が僕の耳元に落ちる。
うん、きっと一年前なら、何?どうしたの?び、びっくりした‥とか言ったんじゃないのかな。
ずっと近くにいたのにどうしてこんな風になっちゃったのかな、と思う。けれどその顔を盗み見たら、一年前と変わらず頬を染めていた。
懸命に平常心を保とうとしているように、見える。唇をちょっとか、きつくかはわからないけれど噛んでる。きっと普通を保とうとしているんだ。
今尚抱きしめてる温もりは抜け落ちずに、しっかりと、本質は変わらずにそこにある。柔らかい存在に、なんでもないよ、と答えて首筋に顔をうずくめた。
甘い香りがするここで、僕は平常心を保てるだろうか。





星屑レディ
今の君は僕の中から簡単に消えてしまいそうで
もうしばらく君の顔を水に体温を感じていようと思う












ほんのり大人な2人を。
最近まったく書いてなかったので不足しまして(苦笑)

こういうのはロイアリがイメージでは強いです。

ゴシュアリ→初々しい
ロイアリ→貫禄
ジギアリ→老夫婦(ぇ)
サンアリ→すれ違い、倦怠期


なイメージです。
ジギアリの解説。
ポエマーで仕事人間の彼。
てきぱき事務の美人で実はどじっ子。
と、考えると、なんだかすれ違うけど、直ぐに許しあえて、ほのぼの。どこか長年寄り添った二人になりました(まるで解説でないw)

ゴシュアリはアリアさんの片想いが言わずもがな甘酸っぱいんですよ得にキンザザ。←
よし、もっかい聞いてくる←


サンアリは仕事人間博士にもやもやアリアさん
もう、いいですって立ち去るイメージね
サンマナは夫婦喧嘩ですが、サンアリだとそれをする前からアリアさんがため息ついちゃうって感じ。
余裕がある博士が微笑みながら気が向いたら言ってくれとか言ってくれればいいです。そうだよ私の博士は少しゴーシュに似てるのです。ゴシュのシスコンが抜けた人な感じです。その分、仕事人間なんだ(笑)


ロイアリ
仕事仲間が惹かれ合う。
ベタだけど恋愛において合コンより上手くいくパターンですよね。@現実においても。
社内恋愛は大人!

ちなみに音パロ本編はこの二人がいくつで付き合わせるか未定なので遊んでみた産物です。
こんなことより通販したいのにまだ出来ない自分がいやだ(苦笑)

恋人設定は無意味かもしれませんが、恋人にならなきゃゴーシュが何もないのに抱きしめたりしない気がしました←
当社は甘いのは一苦労ですね(笑)
ロイエレならなにもなくても抱きしめそうですが。

あれ。ss並に雑談が長いってどうなの←

[ 25/116 ]
/soelil/novel/1/?ParentDataID=16


 
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -