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音パロ仕様です。
(彼は警視総監の父のお家にいます。執事やメイドさんがいます。お兄ちゃんもお姉ちゃんもお母さんもいます。が、みんなもっくんに関心を払ってくれません。気にかけてくれてるのは、執事さんやメイドさんのみです。)





モッ君が赤ちゃんになったら
───────────―――――



どうしてこうなった!

と言いたかったに口から出たのは『あぶぶうわー』という音だった。おいっと言おうとしたら、『あぶっ』とした音。いつもの勉強机と椅子に向かっていたら、瞬きをした瞬間、体が縮んでいてしまった。どこかの漫画か何かのキャッチフレーズに近いことを思った気がするが、それどころじやぁ、ない。蛇足を言うなら、某漫画は小学生だからまだしも、俺は赤ん坊になってるんだ。冗談じゃない。
今の状況を整理しようと頭を捻る。前方には確りとした勉強机がある。が、机の上の筆記用具や参考書は見えない。もし俺が立てる赤ん坊なら立ち上がって見えるかもしれない。そうだ、俺は座っている。背もたれのある椅子に。背もたれ。背もたれ。
深く考えなくても、とても冷や汗が流れた。
第一に俺の部屋の家具の配置、入り口での見え方を整理しよう。
ドアをあけると、まず目に入るのはきっとこの勉強机だ。ドアをまっすぐに延長したの壁際に机と椅子をおいているのだ。ちなみに右側は壁の角で、ちょっと机の位置から下がる本棚がある。机近くの本棚には机に入りきらない参考書が置かれてる。机の左側前方には大きめな窓がある。窓の先には大木が見えるのはこの際どうでもいい。窓を挟んで向かいの壁には、ベットを置いている。ベット付近にはサイドテーブルがあったり、本棚があったりするのだがそれはどうでもいい。
ようはドアを開けられた瞬間、俺は椅子の背もたれに隠れて気付かれない恐れがあるのだ。
ちくしょう、背もたれなんかなければいい!
あぁ、だが、仮に無かったら赤ん坊の俺は支えを無くして後ろから倒れていたりするのだろうか。だとしたら現状に感謝しよう。
あぁ、だが!
これは窓からの侵入者でないと俺に気づく確率は低いじゃないかちくしょう!

第二の問題として、明後日が重大な日である。明後日が、大学の志望校が文化祭を開く日である。
別に俺個人なら行けなくても構いやしないのだが、約束をしているのだ。知り合いと、その妹と。知り合いの頬に傷がある男はそこの大学の学生だ。
だから俺の学祭見学ついでに妹分と弟分を連れていく約束ができていたのだが、どうしてくれよう、この現状。俺は知り合いの妹分、弟分よりも餓鬼になってるじゃねえか。
ちくしょうどうしろってんだ!



ちくしょう!と叫んだつもりでも口からでる音はあぶぶぅ、でしか無かった。
どうやら本気で窓からの侵入者を待つしかないようだ。
招かぬ客に、今日ももてなす気はないが、それどころではない。
悔しい事に、お前だけが頼りなんだ…!
こんな台詞、言うわけないけど、ぶかぶかの洋服を布切れを掛けたみたいに着ている現状、ハイハイは愚か立ち上がることせら出来ないのだ。

















ネタ:だぁ3で彷徨君が赤ん坊になってしまう話より。
文中ではあんなにコナンに触れてるのにね←
最近とても殺楽充しているおかげでテガミバチがうずうずしても形にならず。。
近いうちに暴走したらごめんなさいです。
ちなみに今はネリの楽器に悩んでます。早くラグのお話書きたいのに…‥!

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