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ロイアリ。
館長せめせめ
甘め:当社比
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120%の満員電車ではぐれかけた。あ、っちょ、となんて言う声すらも人の波に飲まれる。深緑オーディロイの上着を探すけれど、見つけられなくて、苦しいその中で、頭は真っ白。せめて、おりるべき駅では降りようと思って構えたら、後ろから腕をひかれた。
きゃ、なんて言う声は人の手によって塞がれた。
状況把握に目を見開いた私の耳元に落ちてきた声は、私の緊張を和らげるには十分だった。

「落ち着いて、アリア君」

「ロイド先輩‥」

「先輩はいらないっていってるになぁ」


苦笑した、緑の上着に身を包む人に、私はそのまま抱き締められる。
え、あ、の、離してください、と視線をさ迷わせながら小さくお願いしたら、君が迷子にならない保証があるならね、とウィンクひとつ。
もう、と呟くと手を繋ぐのに妥協してくれた。



















大学に行くのに、自転車や歩きに慣れていたらいい
場所に構わずいちゃつくなって感じだね、これ
付き合ってるのかな?(何も考えずに萌たのを書いただけという← だから色々謎)

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