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あたし達は高1で出逢って、クラスが
一緒でどこか皆似ているところがある

仲良くなったきっかけは、大空

昼休みになると必ず5人屋上に
集まるのが習慣になった

あれから二年
あたし達は高3になり、まだ続いている


「今日も空綺麗だなー!」
「コイツは欠伸してっけどな」
「だって気持ち良いじゃない」


田島が空を見上げると
泉もつられて見上げる
それに続いてかあたしは欠伸が出た


「三橋はもう寝てるよ」
「すー」


浜ちゃんが三橋の寝顔を見て笑う


「三橋よだれ出てるー!!!」
「浜田、拭いてやれよ」「う、うん」


泉に言われるまま浜ちゃんは
三橋のよだれを拭く
それを見て田島が笑う
つられてあたしも笑いながら
三橋の隣に寝転ぶ


「あたしも寝ちゃお」
「ンだそれ」
「お前寝たら俺つまんねーじゃん!」


結局寝るンじゃねーかと
泉にデコピンされる
田島には起きろーと腕を引っ張られる
引っ張り返すと隣に倒れる


「ってー」
「田島が引っ張るからだよ」
「なにガキみたいなことしてんだよ」


泉もガキだと腕を引っ張って
浜ちゃんは微笑ましい顔
をしながら寝転ぶと


「みんな、・・・一 緒」


三橋の寝言に皆が笑った



大空を見上げて


(永遠に続いてほしい)
(日常がある)
(これからもずっと一緒)

20090921.

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