「「ナイバッチ 水谷ーっ!」」
夏体一回戦、対桐青戦
8回表で3-3の同点に追いついた瞬間、西浦側の観客席に歓声があがった。
それと同時に、今までなかった何かが、私の中に目覚めた。
「あ、ちうおっはよー」
翌日、教室にいると首にタオルを巻いた水谷がやってきた。
『あ、お…はよ//』
昨日の試合後から感じている何か。
それは、もう私自信気付いてはいる。
『昨日の試合、凄かったね』
水谷とは隣の席ってこともあって、男子の中でも結構仲良し。
昨日の試合も、実は水谷が呼んでくれた。
「え、まじで来てくれたの?」
『自分で呼んどいてそれは無いっしょ』
「いや、だってバイトって言ってなかったっけ?」
『あー…うん、まあね』
本当はバイトだった、けど。
せっかく呼んでくれたわけだし、興味あったからなんとなく、代わってもらったんだ。
「なのにわざわざ来てくれたんだ。サンキューねっ!」
ニッと笑う水谷を見て、ドキンッと大きく胸が高鳴った。
『水谷、昨日頑張ってたね』
「そりゃーねっ」
『打ったとこ、ちゃんと見てたよ。私、野球のルールとかあんまり分かんないけど、感動した!』
素直な感想を言うと、水谷はまた笑顔を見せてくれた。
「ルールなんてこれからすぐに覚えられるよ」
『え?』
「だって、俺教えるし!
そしたら、また見に来てよね。俺、ちうが見ててくれるだけで頑張れるからさっ!』
あーもう。
ほんっとに可愛い。
…いいや、可愛いじゃないか。
格好いい、って言うべき…なんだよね
『…うんっ、絶対行くねっ!』
気づいたときにはもう君に恋してる。
あとがき
ちう様リクありがとうございました!
そして長らくお待たせしてしまって申し訳ないです…
初水谷どうですか?
あたし的に、水谷は格好いいではなくて可愛いと思うんですけど…←
可愛い水谷が書けないですね。
ちう様のみお持ち帰り可能です!