いつもと同じように野球部が
終わるのをのんびりと待って
悠と帰る

今日あった面白いことなどを悠一郎
がニコニコと嬉しそうに話してくれる。
だから私も嬉しくなり、自然と笑顔になる
会話も一段落し、お互いに気まづくなる
ことなく沈黙が続く。

あのさ、と先に沈黙を破ったのは
悠一郎で私の顔を見るなり真剣な
顔をするから、緩んでいた顔を引
き締めた。


「俺さ、野球のコーチになりてーんだ」


初めてだった。悠一郎から夢の話しを
するのは。だから凄く嬉しかったし、
応援しようと思った。


「そっか、でも悠は選手になるのかと思ってた」
「選手もいーけど子供に教えたい!」


子供好きだし教えるのも
ゲンミツにいいかなってさと
照れ臭いのか笑いながら頬をかいた


「悠ならいいコーチになるよ」
「ありがとな!!!」


急に手が伸びてきて
力強く抱きしめられた


「え、え!悠一郎?」
「そしたらさお前は俺のマネジな!!」


悠一郎のマネジ?
何か変な感じ。なんか可笑しくて
笑うと悠一郎は俺だけのマネジな
と言いなおした。



夢見る私たち


(私の夢は、)
(悠一郎のお嫁さんになること)

20090727.
加筆110524.



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