「よっし今日も打つぞ!」


悠の気合いの声が聞こえる。
登校してる時に悠に放課後
、野球部見に来いよと言わ
れなんとなく来てみた。


「見てろよ」


バッターボックスに立つ
悠が私を指差しながら言う。
その姿に胸がきゅうっとな
って一気に熱を持つ。
心臓もうるさい。


かきーーーん


一瞬だった。グランド
中に金属音が響きわたる


「やった!」


知らない間に声が出てた
何かものすごく興奮した
練習なのにこんなにも熱い
なんて。ふうと息をついた。

悠が一気に走る


「ちゃんと見てたかー?」


遠くの方で悠が叫ぶと私は
ぶんぶん首を縦に振った


「あはは、そっか!」
「野球してる悠って凄くきらきらしてる」
「そっか、キラキラか!」
「うん」
「すっげー嬉しい!!」


遠くで無邪気に笑う悠が
見えた。後ろ姿もきらきらだ。



きらきら


(眩しいな)
(目を瞑ってしまいそう)

20090524.
加筆110523.



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