11月以来切ってなかった髪を切った
肩につかないくらいで自分でも驚い
ている。確かに短くして下さいって
言ったのは私だけど、結構思いきっ
たなあ。切った後に言ってもしょう
がないのだけど。


「よっ!」
「ひっ!」


突然、後ろから悠一郎が
抱きついてくる。いつも
のことだけど全然なれない


「あれ?なんで髪切ったんだよー!!」
「!」


抱きついたままの悠一郎が
私の耳元で叫んだ。耳がキ
ーンとした。


「ねぇ、なんで!?もしかして俺が
抱きついてくるのヤダから?」


抱きしめられている手が更に
強くなる。悠一郎ってば可愛
いなあと思って笑ってしまった。


「違うよ、髪伸びたからね切っただけ。」
「なんだー良かった!」
「何々、悠は長いのが好みだった?」


抱きついてた悠一郎が離れ
あたしの目の前にくると笑って
悠一郎の手が近づいてきて思わ
ず目を瞑ると髪にそっと触れた


「・・・短いのが好み!」
「そっか、切って良かった」


その言葉嬉しくてはにかむと
私の名前を呼んだと思いきや
キスが降ってきた



短いのはお好みですか


(しばらくはショートでいよう。)


20090331.
加筆110520.



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テーマ「人外ファンタジー」
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