理科のテストが返却された
その答案用紙を見てはため息
の繰り返し


「はあ」


何も手につかなかったもんなあ
テスト勉強もろくに出来なかった
だからこんな点数…
赤点じゃなかったとはいえ33点て
どうなのよー


「おーい、大丈夫か?」
「ほっといて」
「どーしたんだよ!」
「理科がボロボロ」


隣の席の悠一郎が大丈夫だ!
俺も理科やばかったからと
笑ってあたしの答案を奪う


「めっずらしー」
「てか、さっきのフォローになってないし」
「俺も33点だぜ☆」
「あのね、だからあ」


話がかみあわないというかなんというか
この笑顔にはかなわないわ
ホント、調子くるう


「点数同じだからいーじゃん♪」
「…っ」
「俺と同じイヤなの?」
「っ知らない」


テストが悪かったのは、
悠一郎のことを考えすぎて
テスト勉強に手がつかなか
ったから。



私の頭からキミが消えない


(ああ、毎日)
(頭の中が悠一郎)

20090319.
加筆110517.



×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -