悠一郎と女の子が楽しそうに
話してるとこを偶然見かけた。
それだけなのに、私の心臓は
ざわつく。


「・・・」
「ははっ!」


悠一郎の笑い声が聞こえる。
その度、あたしの胸はズキンとなる


「あー!!!」
「!」


教室中に悠一郎の響く声に
私はびくっと飛び跳ねた。


「おう!」
「あ、うん」
「あ、うんじゃねーよ」
「うん・・・」
「来てるなら言えよなあ」


にかっと笑う悠一郎に
私の心臓は何事もなかった
ように今度は一定のリズムを
刻んでいる。悠一郎が近づく
と私は照れ隠しでそっぽを向
いた。どんな時でもその笑顔
に弱いんだ。

悠一郎を好きになってから
色々な感情を知ったよ。



すべてはキミから


(まるで、天気みたいに)
(私の感情はコロコロかわる)

20090202.
加筆:110515.



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -