「はあ」


朝から大ダメージを受けている私。
いつものように悠一郎の朝の挨拶で
飛びついて来なかったやっぱり昨日
のことが原因かなとため息をつく。

・・・クリスマスなのにな


「ため息ついてっと幸せ逃げんぞ!」
「・・・!ゆういちろー」
「浜ちゃんとケンカでもした?!」
「なんで!?」
「だって、浜ちゃんのこと好きなんだろ?」

この間と同じパターンだ
てかどーしてそうなるの
あ、昨日のできみはそう考えたのか
そうか、と私は頭をかかえた


「違う」
「なにがちげーの?」
「私、浜ちゃんのことなんとも思ってないよ」
「でも、普段からすげー仲良いから」
「それは友達として」
「なーんだ!俺のカンチガイ」
「そ、勘違い」
「で、お前は誰が好きなんだ?」


悠一郎は話せば分かるんだろうけど、
カンチガイするとやっかいだよなあ。
ニコニコしている悠一郎を見て、また
私は頭をかかえた。



あなたのカンチガイ


(早く、気づけ!)
(あなたが好きなんだよっ)

20081226.
加筆110514.



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