明日はクリスマスイブ
女の子にとって特別で大切な日
そんな私は明日も明後日もバイト
何でシフト入れちゃったんだろう
と後悔した。


「はあ〜」
「ため息ついてっと幸せ逃げんぞ!」


いきなりいつもの笑顔で私の目の前に
現れた悠一郎にわあ!とびっくりして
思わず叫んだ


「んな、驚くなよ」
「悠一郎がいけないんだかんね!」
「わりぃ!」


にししと笑って謝る姿に
ホント心から思ってないよね
でも、にそんな顔されると怒る
気もなくなってしまう。


「ん?あ!明日クリスマス!!」
「え、だ だから?」
「だからじゃねーよぉ。クリスマスプレゼントくれっ!」
「え?」


普通逆でしょ?
なんて思って子犬みたく
はしゃいでいる姿を見て
何も言えなくなる


「・・・どうしよっかなー?」
「くれよー、俺とお前の仲じゃん!」
「やだよーっだ」


笑ってゆういちろに向かって
あっかんべーをすると悠一郎は
ぷくっと頬膨らませた。
す、拗ねた!かわいいっ


「んじゃーいーよ!俺もちーにプレゼントあげないしっ」
「ゆ、ゆういちろ?!嘘だよあげるって!」
「・・・!その言葉忘れねからな」


や、やられた・・・
やっぱあげないんだからっ


でも、



あなたの喜ぶ顔が見たいから


(プレゼント何あげようかな)

20081225.
加筆110514.



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