「おはよー」
「はよー!!ってなんで眼鏡なんだよー」
「え?いつもつけてんじゃん」


登校して早々ゆういちろに眼鏡のことを言われる
まあ、聞かれると思ってたけどねと内心で思い


「ちげーよ、いつもは黒板見る時だけじゃん」
「あー、そっか。いや今日からずっとかけようかなあと思ってね」
「目、悪くなんぞ!つか、かけない方がいいって!」


と言って悠一郎はじっと私の顔を見ると、やっぱ
眼鏡外せよーと手が伸びてくるのを咄嗟に避ける


「だーめ。毎日見たいのがあるの」
「なんだよ?」
「教えないもんねっ」


いたずらっぽく笑って言うと悠一郎が膨れて
じゃあ、俺も眼鏡かける!と叫んだ


「あははっ残念ながらかけても意味ないよ」
「なんでだよー。お前と同じもんが見れると思ったのにー」


悠一郎が教えろー!!
と叫んで私に抱きついた

だってさ、それはね



眼鏡をかけて見たいのは


(野球してる姿をはっきり見たいから)

20081209.
加筆110514.



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