「でなっ!でなー・・・って聞いてんのかよ!!」
「えっごめん、なんだっけ?」


悠一郎の声にはっとなる私
慌てて聞き返すと膨れる悠一郎


「だからー俺がホームラン打った話っ」
「あっそうだったね」


申し訳なく笑って返すと
悠一郎が顔を近づけてきた


「・・・なあ、最近おかしくねー?」
「ど、どうして?ってか、悠一郎近いよ」


これじゃあ、まともに
顔見られないし、顔が
赤くなってくのが分か
ると悠一郎から目をそらす


「ほら、やっぱり!」
「なにがっ?!」


なにがやっぱりなのよ。そう言うと、
悠一郎に目を戻すとまたまた膨れっ面


「なんで、俺が目を合わすとすぐそらすんだよー!」
「そそそそんなことないってばー!」
「そんなことなくねぇ!」


悠一郎が好きすぎて、意識して
目を合わせると顔が赤くなってしまうから
なんて、そんなこと言えるわけがないっ



目をそらす理由


(それはあなたが)
(好きだから。)

20081120.
加筆:110514.



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