もうすぐ卒業だねと寂しそう
に笑うそんな顔すんなよと俺
はこいつの頭を優しく撫でる


「たかや、一人暮らしするんだよね」
「まあな」
「ここから遠いんでしょ?」


寂しそうだったのが今にも泣きそう
になるお前が愛可愛くて抱き寄せた


「夏休み、ちゃんと帰って来るから」
「うん」
「男作んなよ」


そう言うとぎゅっと抱きしめられた


「隆也しか好きになれないもん」
「ふは、」


照れながら言われると破壊力半端
ねえなとこいつの肩に顔を埋める


「ちょっと、たかや?!」
「もう少しだけ、な?」


抱きしめられている
手に力がこもった


ぬくもり


(あれ、寝てるし)
(離れたくねえな)

20100226.
加筆110412.



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