眠い授業が終わった
今日は久々に野球部の
活動がなくて早く帰れる

目で栄口くんを追っていると、
急いで帰りの支度をしてる

今日、何かあるのかな?
考えれば考えるほど嫌な方向にい
ってしまう・・・もしかして彼女?


「あの、」
「あ、どうしたの?」
「今日何かあるの?」


と少し遠慮がちに聞くと
ああ、弟が一人で待ってるから早く帰って
夕飯作んなきゃならないから。と笑った

なんだあと気づかれないように息をはいた



「栄口くんっご飯作るんだ!」
「まあ、簡単なものだけね」
「男の子なのに偉いね!」


そう言ったら
何かそう言われると照れるなと
頭をかきながら照れ笑った


「てか!弟いるんだね」
「うん、まだちっこいのが」
「へぇ、かわいいんだろうなあ」


私が栄口くんの弟を想像していると、
顔をほんのり赤くして


「よかったら、今日家寄ってってよ」
「・・・いく!」
「夕飯ごちそうするよ」
「栄口くんの手料理だね」


普通逆だよねと笑うと
今度お前の手料理食べてみたいなと
真っ赤な顔の栄口くんが言った


「いいよ」
「おお、やった!」



微笑ましい光景


(栄口弟くん)
(か、かわいい!)
(そして手料理も美味しいっ)

20100712.



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