あいつが東京の大学に行くからと
引っ越してから三ヶ月半が経った

連絡は取り合ってはいるものの
お互い忙しいせいで連絡はちまちまだ

いい加減、会いたい
だけどその気持ちを押し
殺して電話をかける


「俺。」
「こーすけ。珍しいね」


言われて気がつく
俺から電話したの久々だ
それが嬉しかったのか嬉しそうに笑った

お互いの学校の話、試合勝ったこと、
時間が経つのも忘れて一時間近く喋った


「こーすけ、夏休みそっち帰るからね」
「おう。じゃあ、久々にデートだな」


あと二週間くらいで夏休み
もうすぐこいつに会えるのが嬉しかった


「うん!楽しみにしてる」
「気をつけて帰ってこいよ」


久々にデートとなるとどこ行くかな
少し浮かれている自分がいる。
声には出さないようにしていたけど。

それにしても声が聞けて良かった
その分、会いたい気持ちも加速する

ぼふっとベッドの上にダイブ
し枕に顔を埋めた。



早く来い夏休み


(本当は、)
(今すぐ会いたい。)

20100711.
加筆110406.



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