「もうすぐ、新人戦なんでしょ?」


遊びに行く話をしていたのに
いつの間にか新人戦の話になった
おー、と頷くと、こいつは
応援しに行くからねと笑った


「あずさ何て呼ぶなよ」
「分かってるよ」


梓はいつもそうだもんね
ちゃんと応援ははーなーいっー!
って叫ぶからとグーサインを向ける

叫ばなくていいからと突っ込むと
叫ばないと聞こえないでしょ!と
逆に突っ込まれた。


「ついに新人戦かあ」
「だな」
「あ、そうだ」


急にカバンを探り出して
こいつは何かを手に持って差し出してきた

手に収まってるってことは
小せえもの・・・か


「ほら手出して」
「ん、」
「ほいっ!」


何かキーホルダーらしきものを握らされた
手の中のものを見たらお守りだった


「これ、いつもお前付けてるやつじゃん」
「いいの、梓が持ってて」


開いた手をもう一度と握らされる
・・・絶対勝てっつーことな
深呼吸をしてコイツの手を握った


「全力でやっから」
「うん!応援は任せて!」



応援はチアで!


(ぶっ)
(どしたの?)
(お前、チアは・・・)
(ダメなの?)
(いや・・・///)

20100628.
加筆110324.



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