5・残酷な真実





キミと過ごす

時の速度。



芙蓉◆





時は少し遡る…





――「何スか。”破面完全死神化計画”って…。」


阿近はマユリから手渡された日誌を読み終えると静かにそれを閉じた。


「つまり今回の破面襲撃の一件を受け、中央は護廷十三隊とは切り離した中央専属の”兵器”が欲しいという事だヨ。」

「…兵器…。」

「忠実かつ有能な人造兵器、それにうってつけなのが今回井上織姫が欠片として復活させていたウルキオラ・シファーと言うわけだネ。」

「……。」


確かに破面の戦闘センスは死神に引けを取らない。
それがクワトロエスパーダともなれば、中央が欲しがる理由も解る。
だが…


「他の死神たちに知れたら、ただで済むわけが無いっスよ。」


高き誇りと信念を持つ死神連中が、嘗ての敵を仲間として…否、”飼い犬”として迎え入れるとは阿近には人徳的にも到底思えなかった。


「死神達には知らされんヨ。このプロジェクト自体、我々技局員が井上織姫からの依頼を”極秘”で請け負っている事になっているのでネ。」

「……。」

「無論、井上織姫本人にもこの計画の意図は伝えていない。」

「……。」

「事の重要性、これがどういった意味を指しているか、お前に解らん筈は無いネ…?」


技術開発局には研究内容の守秘義務と言うものが中央の制定により課せられている。
それは主に個々のプライバシーや確証の持てない科学技術の悪用から守るために使われている事が多いが、今回はどう考えても中央側の圧力でそれが執行されているとしか思えなかった。


「そんな事…っ。今後、完治したヤツをどう匿うって言うんスか?アレだけの影響力を及ぼしたクワトロエスパーダの霊圧が近くにあって隊長クラスの死神が気づかないとても?」


阿近の訴えに、マユリはその質問自体が想定内だったのか不敵な笑みを浮かべる。


「確かにネ。従来通りの彼ならば、一度接触した者たちが霊圧を感じて気づくだろうヨ…そう、従来通りならば。」

「…!っ…だから霊圧を?」


今のウルキオラは身体的回復が遅れている事で霊圧が取り戻せていないのだと局員達には知らされていた。
だからぷらすは毎日せっせと大量の食事を作り、エネルギーを彼につけてもらおうとしている。
しかしマユリの手によって、そもそも霊圧を作れないよう改造されていたとするならば話は別だ。


「……今回私が中央に依頼を受けたのは他でもない。破面の身体的性能をそのままに霊圧や姿形を違和感無く死神化させる事なのだヨ。」

「…―っ。」


まさしく禁忌の追求。


「そんな、大胆な事をしてまでヤツをここで飼うって事っスか。」


それほどまでに、藍染反乱の一件は中央の死神への信頼を地に落とす結果となり得たのか。


「大胆?…それは彼をこの瀞霊廷内で野放しに生かせばの話だろう?」

「…手枷・足枷でもして牢獄に繋ぐとでも?」


冗談気に言ってみるが決して冗談ではない。
しかしマユリはその言葉に自傷を交えたような笑みを作る。


「そんな物よりも、もっと自然で強固な”檻”があるのをキミは忘れたのかネ?」


阿近の表情が俄に蒼くなる。


「…――まさか…っ。」


昔味わった過去の黒い記憶がドロリと溶け出して背筋を凍らせる。
目の前にいる上司ですら、前局長の手立てなくして出る事の許されなかった…最悪の城。



「そう、馴染み深い…”蛆虫の巣”。」



阿近はゴクリと喉を鳴らした。


「あそこならば他の死神はまず立ち入りはしない。」

「……。」

「必要なときに出し、不必要なら閉まっておける。都合の良い檻だヨ。」


脂汗を額に浮かべ阿近はマユリを睨んだ。


「それが…あそこで収容された事の有る者の言い分スか?」

「……。」


光の届かない部屋。
先の見えない孤独。
話し相手もろくに居ず。
時間の概念すら遠くなる。

危険な思想を持つ可能性がある…それだけで、まだ幼かった自分はあそこへ収容され、いわれもない迫害を受け続けた。
前局長が手を差し伸べてくれるまで、ずっと、ずっと…。



「…あんな地獄に、本来還ったはずの魂を見す見す落とすんスか?」


中央四十六室の命令は絶対。
そんな事は阿近でも解っている。
その命令に背けばどんな罰を与えられるかも…。


「……虫唾の走る計画だが、私ももはやあそこ(蛆虫の巣)に居たときの私ではない。」

「……。」


大きな落胆。
そして、そんな運命を背負った男の横で笑う一人の少女の姿を、阿近は整理のつかない心で思い返していた。



***




――「…心配しなくても大丈夫だよ。私なら無理してないし、ウルキオラはそんなに悪い人じゃない。」

「…っ。」


阿近は黙ってぷらすの手を解くと、そのままその手を彼女の頭の上に置いた。
撫でるようにして黒い絹糸を絡めるとそこに唇を乗せる。
瞳を閉じて大きく芙蓉の香りを吸い込んだ。




「何?何か付いてた?」

「……。」


彼女はまだ自分の気持ちに自覚などしていない
知っているのは彼女をいつも見ている自分だけ。


知ってしまった、
このまま時が過ぎるのを待てば
彼女からヤツが離れる日は必ずやって来る事を。




「……何でもない、ただ…」




そして二度と、
戻ってこない事も。



「花の香りが、お前にも移ってるんじゃないかと思っただけだよ。」



――(なのに何故、こんなにも喜べない…。)



芙蓉の花は清らかで聡明。
自分のこの意地汚い感情を悟られてしまうのではないかと酷く怯えた。



「…ぷらす。」

「ん?」

「ぷらす。本当は…あの破面は…」


何と言えば良いのか解らぬままに、口を開いた時だった。



「ぷらす。」


低く通る声がそれを遮る。


「!」

「あ、ウルキオラ!…何でここに?」


立っていた破面の男の姿に、予期していなかった阿近は息を呑んだ。


「涅マユリに言われた。リハビリとして散歩でもしろとな。」

「散歩?」

「ああ。」


固まっている阿近を素通りし、ウルキオラはぷらすに近づくと右手を差し出す。


「え?」

「お前は俺の世話役だろ。一緒に周れ。」


そのままぷらすの左手を攫いとるとウルキオラは翻して歩き出す。
突然の出来事に阿近は呆気にとられた為、すれ違い様に声をかける事しか出来ない。


「おい…っ。」

――「…余計な事は言うんじゃない…。」

「…!」


耳打ちするような、後ろで手を引かれている少女には聞き取れない程の音量で殺気染みたウルキオラの声が阿近を突き刺す。


「阿近さん、じゃあ私ウルキオラと一緒に行くから阿近さんは仕事進めなきゃだめだよ?」

「…―っ。…ああ。」

「行くぞ。」

「うん。」


全てを吹き飛ばすような神々しい笑顔で少女は悪魔に攫われてしまった…。


「……。」


遠ざかっていく二人の背中を阿近は黙って見つめていると背後から声が掛かる。


「随分と酷い扱いをされているじゃないかネ。阿近。」

「…涅局長…。」


背後で面白げに笑うこの計画の張本人に、阿近はどこか悟ったような覚めた笑顔を送った。


「…はっ…何を今更、最初からコレを見越していたくせに。」

「ホウ?」



「…だから、ぷらすだったんスね…。」

「?」



彼女の左手を攫った破面の顔を見たとき、全ての辻褄が合った。



「局長、アナタの目的はそもそも”中央にタテを付かない忠実な犬作り”だった。」

「…だからなんだというのだネ。」


マユリの視線が伏せる。
阿近は一瞬たりとも目を目を逸らさなかった。


「破面を忠実に従わせるには潜在的に”死神は敵ではない。”という思考を植えつけなければならない。」


本来犬を躾ける為にはまず、お互いに主と犬の絆を作る事から始めなければならない。
恐怖で支配し、萎縮させ従わせるというケースもあり得るが、それでは実際山道を歩いてクマが現れたとき、その犬は自分の命を犠牲にしてまでも主を守る事は決してしない。
これ幸いと逃げられるのがオチである。
第一、クワトロエスパーダの彼がただの恐怖心だけで”犬”で収まるようなスペックでは元来無い。
卓越した戦闘能力は一人で中央を滅ぼしかねない。
そんな危険な兵器を上手に操る方法。

それはやはり正攻法の前者…。



「ぷらすは元々”世話役”なんかじゃなかった。」

「……。」



そう、彼女もまた知らぬうちに利用されていた。



「ぷらすは相手が破面だからと言って、物怖じするような女じゃない。」


ゲテモノ揃いの技局で誰に対しても不平等を与えない笑顔。
誰とでも正面から向かい合い、それでいて相手の心の深い部分に住み着くのが上手な少女。
どんなに冷たく閉ざされた扉であろうと意図も容易く開け、その部屋を温かい火を灯してくれる。


――「あの破面は…なんだか、阿近さんに似てる感じがする。」


ぷらすは確か、こんなことを言っていた。
それは目の前に居る彼女の父親にも当てはまる事だ。



(俺達とヤツは似ている…。)



迫害、
孤独、
…言い用の無い、
飢え。

その経験から来る不器用さ。



「適材適所…その通りっスね。」


かつて自分達も彼女に火を灯された者同士だからこそ、ウルキオラシファーを見れば解るのだ。




「アイツと居たら、確かに死神も悪くないと思うだろう。」




(昔自分も、そう思った。)



心理とは不思議なもので、個を受け入れるとそれと同じ種族の集団をも受け入れる耐性が付く。
守るべき個が出来ると、その個の世界を揺るがす周囲をも守りたくなる。

例えるならば愛する人の家族や友人・つまりは他人までをも愛おしく思える感覚と同様。




「ぷらすの役目は世話なんかじゃない…あの子の無意識の善意を利用した」



そう、”情”を利用した。





「ヤツのへの、洗脳だ。」





簡単な事だ、ヤツを利用するときこう吹き込めば良い。


”この敵を見逃せば、ぷらすを含め彼女の仲間が死ぬやもしれぬ。”


己の命の脅しよりも
よっぽど恐ろしい呪いの言葉。


「……。違いますか?涅局長。」

「……。」


阿近の強い眼差しはかつて自分が敬っていたはずの上司を見つめた。
その奥には、酷い落胆と憎悪の念が込められていることを涅マユリが読み取れぬはずが無かった。



***



「あー、こんな事ならリン君に頼んでお団子でも持って来れば良かったー。」

「団子?」

「うん、甘くて美味しいよ。」

「……。」

「まさかウルキオラが治療室から出るのを許可されるのがこんなに早いとは思ってなくて、嬉しくなっちゃった。」

「そうか…。」


他愛も無い話をしながら一通り芙蓉の庭を歩き、技局の裏手にある小高い丘で並んで座り込んでいるとウルキオラは不意に言った。



「お前は、涅マユリの事を信用しているのか?」

「え?」


この丘とその裏に広がる林は元々、技局の使う薬草栽培に利用されている。
ぷらすは丘から見える景色が気に入っていた。


「何で?」

「あの男とお前は正反対に見える。」

「……。」



足元には技局の建物と、それを覆うように咲き乱れる芙蓉の淡紅色が包む。
ぷらすはいつもと変わらぬ笑顔で言った。


「父親を信頼できない娘なんて居ないよ。」

「…そうか。」


いつもよりも更に無表情のウルキオラは短く息をついた。


「…お前に、人を疑っているかなどと言う質問をした事自体間違いだったな。」

「どういうこと?」

「いや…気にしなくて良い。」

「??…変なウルキオラ。」


破面である自分にすらこんなにも無防備な少女が、父親を信用できぬはずが無い。ウルキオラはこの時そう思った。


「ねえ、ウルキオラ。虚圏の話聞かせてよ。」

「虚圏の?」


心地よい南風に吹かれ伸びをしてぷらすは芝に寝転がった。
一度瞬きをしてウルキオラもぷらす同様その横に寝そべる。


「白い…何も無い所だ。」

「何も無いの?」

「ああ。」


あるのは濃い霊子と虚、砂と枯渇に干からびたような木が少し。


「夜が続き、瞳を閉じれば虚同士の呻きや悲鳴が聞こえる。」

「……。」


永遠の夜の中で、朽ちずに彷徨い残ってしまった愚かな魂達の叫び。
ぷらすの表情に影が差した。


「…前に、ウルキオラ言ってたよね。」

「?」

「破面には群れはあっても仲間は居ないって。」

「ああ。」


確かに、連れ立って歩く破面は少なくは無い。
ただ、ウルキオラから見ればそれはどうも死神たちの差す”仲間”とは違ったものだと認識していた。


「ウルキオラには、本当に仲間は居なかったの?虚圏に。」

「ああ。」

「じゃあ、ずっと孤独だった?」

「……。」


孤独。


「解らない。」

「……。」

「そもそもそれが孤独と言うものなのかも、感じなかった。」

「……。」

「ただ…」


見上げた夏空は手に届きそうなほど近い。


「明けない夜の中で人間の女を一人人質にした時、その女にお前達の指す”心”の意味を垣間見た。」

「……。」

「それは、当時の主にも見出せなかった…自分の求めた”答え”に一番近かった瞬間だった。」

「……。」


儚く、息を吹けば消えてしまいそうなウルキオラの横顔。
ぷらすはその横顔が酷く美しくも思えたが、反面どこか悔しい思いが込み上げた。


「だが、結局俺は何も手にすることなく主も裁かれた。主のいない虚圏など、真の意味で俺にはなんの価値も無い。…まあ今となってはその過去ですら価値を見出せない。」


かつて、その白い彼の手を引いた者がいた。
旧い仲間を裏切った革命者は破面に永遠の光を与えるために天蓋を作った。


「だが…その時は確かに、そこ(虚圏)に太陽を見た。」

「…そっか…。」


偽りの太陽の光に自分達は蛾のごとく群がり、そして散った。


「……。」

「……。」


ウルキオラは大きく息を吸うと瞳を閉じて隣に座る少女の気配と草花の匂いだけに意識を任せた。


「芙蓉の花は、」

「…?」


おもむろにぷらすは言葉を紡ぐ。


「芙蓉の花はね、一日しか咲かないの。朝薄い紅の花を開かせると夕方にはしおれちゃう。」

「そうか。」

「私、芙蓉の花が好き。」

「……。」


ぽつりぽつりと、零れる言葉。
特別な話ではないけれど、誰にも言ったこともなかった芙蓉の話。


「私達死神も…破面も、何事も無ければ何千年と生きる魂。」

「…。」

「そんなに長く生き続けると、毎日毎日が結構…軽いって言えば良いのかな。重要じゃなくなってくる。特に私みたいな命も張らず研究も無い死神はそう。」

「……。」

「だからね、庭に咲く芙蓉の花が一日でその花弁を燃やすように生き抜く姿って凄く素敵だなって思う。」

「一日だけの、花…。」

「中でも酔芙蓉って言う突然変異で咲くその花はね、朝は白い八重咲きの花弁を広げるのに夜になるに連れて真赤に変わっていくの。」

「……。」

「この庭にも一本だけ酔芙蓉の幹が有るんだけど、まだ咲いてないみたい。本当に燃えるような赤で本当にキレイなんだよ。」

「ほう。」

「確か、ウルキオラの治療室の窓からも見える位置だと思ったんだけど。」



通常五枚の花びらを回旋した椀上に咲かせる芙蓉とは異なり、無数の花びらが重なるようにして咲く八重咲きの酔芙蓉は目にも美しく愛好家は多い。



「でもね芙蓉は一日しか咲かない繊細で儚い花ってよく言われるけど、実はその一つの木からは毎日代わる代わる沢山の花をつけるの。」

「…。」




瞳を閉じたままのウルキオラにぷらすは気にせず笑いかける。


「儚くなんか無いよ。凄く強いと思う。花の命は短くても毎日違う花を咲かせてく。…私もそうなりたい。」

「……。」


単調な日常に身を委ねるのは幸せな事だ。
でも、いつも何かそれではいけない気がしていた。


「昔ね、阿近さんから教えてもらったことがあるの。…私達は今こうして同じ空間を共有してるけど、みんな時を感じる速度は違うんだって。」

「速度?」

「うん、時間の速さは人によって違って感じてるんだよ。」


人は辛いとき時間の流れを遅く感じ、楽しいとき時間の流れを速く感じるのと同じ。


「私、ウルキオラと出合ってその時を感じる速度が変わった気がした。」


緩やかに流れる小川に、ある日雨が降り注いできた感覚だった。


「…。」

「お料理したり、注射したり、経過を確認したり、毎日が新しくって沢山覚えてくことがあって…それに…」


ウルキオラは瞳をゆっくり開けるぷらすを見た、芝に寝そべった少女の笑顔は手を伸ばせば簡単に届く距離でキラキラと輝く。


「何でだろう。ウルキオラと一緒にいると、凄く時間がたつのがあっという間なの。」

「…―っ。」

「ウルキオラにとって、今はきっと長い苦しみの時の中かもしれない…つまらない流れの時かも知れない。でも、私にとっては…ウルキオラといるこの一瞬一瞬が凄く大切な物になってるって事、忘れないで。」




アナタにとって意味の無い一瞬が

私にとってどれだけの意味を持つ一瞬か

どうか芙蓉の時を刻む力の様に

忘れないで欲しい。





「…ぷらす…。」


太陽の光が遮られる。


「ウル、キオラ…?」


ウルキオラは体を半分起こすとぷらすに覆いかぶさるように両手を地に着いた。


「お前は…、……。」

「……。」

「……。」


太陽光を遮られたはずなのに、ぷらすの瞳には翡翠の空を見た気がした。かすかにぷらすの頬が朱に染まる。

こんなにも至近距離でお互い顔を見たのは初めてで、しばし無言のまま時だけが過ぎ、駆け抜ける南風だけが、まるで触れ合う事を誘うように二人の黒髪を揺らした。


「行こう。」

「え?」

「風が冷たくなってきた。時期夕方だ。」

「…うん。」


立ち上がったウルキオラにぷらすは何故だか気分が乗らなかった。

一度瞬きし開くと目の前には白い手が差し出されている。


「!」

「…?どうした、早く行くぞ。」

「…う、うんっ;」


翡翠の瞳は蒼いはずの空よりよっぽど澄んでいて…ぷらすの鼓動はドキリと跳ねる。



「どうして、こんなに速いんだろう…。」



白い掌

冷たい指先



「…何の事だ?」

「ううん!;なんでもない。」



絡める自分の指は

温いというより熱くなってしまった。




――トントントン…



キミと過ごす

時の速度。




生まれて初めて

時よ止まれと

心の中で呟く刹那。






-------

順調にいけばあと三話(+一話)ほどで完結になります。
中編だとどうしてもキャラの心境を駆け足で伝えなくちゃいけないので大変ですね。


2012.03.16up





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