揺らいだ、

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(元AL→ZL)




久々に会ったエースの顔は

変わりなくて…

曇のないキラキラと輝く笑顔で


やっぱり大好きだった………




アラバスタでエースと会ったのは、本当に偶然で…

少し運命の悪戯を恨んだ……


何故、今なんだろう…

と…………



お互い目指しているものがあるし、話なんてろくにしないまま、別れてしまったけれど…

本当によかったんだろうか………






｢ルフィ…｣

温かな声がして、ぎゅっと背中から抱き締められた。

｢離れるな…｣

その言葉はあまりにも透明で、ルフィはぴくりと肩を震わせた。

｢ゾ、ロ……？｣

｢俺から離れるな。たとえ、兄貴にだって、俺はルフィを渡すつもりねぇから……｣

心が、視界が揺れた……


あまりにも、自分にはもったいない言葉で……

大切にされすぎて、怖いほどだった……




｢おれも、ゾロがすきっ｣

胸に回されたしっかりとした腕をぎゅっと握った。

｢大好きだっ……｣








貴方がすきだけど…

過去も棄てきれないの……


彼も大切な人だから……


ごめんね？

本当は貴方が一番すきよ…？


でもね、


彼の顔を見る度

私の心は




揺らいだ、








/お願い。その腕で私を停めてっ！
09/02/02
｢安物スーパーマン｣
揺らいだ、


*




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(Thenks/つぶやくリッタのくちびるを、)