「……ねえ、ゲンナイさん」

「何じゃ?」

「……わたし、しってるよ。ふつうデジモンは、キオクをもってうまれかわれない。それができるのは……」

「………」

「……そういうことなんだね。ゲンナイさん」


 ココモンは空を見上げた。



「わたしも、ついに……」


 その空には、虹が掛かっていた。








「あれ? この機械って……」





 ――そして奇跡の物語が、始まる。

















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