◇Subway?Someday?その 6
「さて、そろそろかなぁ…」
くつろいで30分程経過したあたりで、ジャッジさんは空になった紙カップを屑籠に捨てて立ち上がった。
「二人の勝負の決着…ですか?」
その動作に釣られて立ち上がった私は何と無く質問してみた。
私達が休憩を始めたのは30分程前だが、ノボリさんとクダリさんが勝負を始めたのは彼此1時間以上かかっている。
「勝負……って言うのかねぇ、アレは」
「えっ、どういう事なんですか?」
「あ、そっか…カズマサさんこっち来て間もないから知らないんだっけかボス達の勝負について」
「??」
「まあ僕について来れば分かるよ。このバトルサブウェイ関係者のお楽しみがね」
"お楽しみ"という単語に疑問を持ちながらも、ニコリと笑んだジャッジさんに手招きされるがままについていった。
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