言いたいことだけ言われて部屋に帰された私は必死で頭を整理していた。

大体金持ち学校だとは知っていたがテニス部のためにアパートもどきを建ててしまうほどの物だとは思わなかった。しかも、そのテニス部員はちょっとインパクトのある人ばっかで。そんでもって部長はずば抜けて変わった人で。なんだかよくわからないけど明日から生徒会副委員長をやらされる事にもなっちゃった訳で。

…もう意味わかんないしどこからそうなった…!色々と常識外れなのは分かった、が。それ以外は人の名前くらいしかしっかり理解できなかったよ…!?

一番よくわかんないのは生徒会に私が入ること。職権乱用してまで私をそばに置く必要って何?大体何かあったら守ってやるって何。必ず何か起こるみたいな口振りだったし、予測してるんなら回避出来るんじゃ無いの?


って言うかもう全体的に説明足りなすぎるんだよ…!


あーっと女の子らしからぬ声を上げてベットへ深くダイブする。このベットふかふかだー。ヤバい、寝そう。ばっと起き上がりお風呂場へと足を向けて歩いていく。


「うわー…」


高級ホテルのシャワールームようなお風呂場に思わず目を疑う。こんなんアリ?ていうかもうどこまでお金持ちなんだよ、この学園。


私みたいな庶民的な一般人がこんなとこに馴染めるのかが本当に不安になってきました。


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