片思いDays



「ブン太、今日放課後コンビニ行くけど、ブン太も行く?」
「今日部活あるからいけねぇよぃ」
「待ってるよ?」
「じゃあ待っててくれぃ」


りょうかーい、と気の抜けるような返事を返事をしてブン太を見送った。ブン太とは同じクラスで割と仲のいい男子だ。(ついでに仁王も)
…ほんと、どうしたらこの微妙な距離を縮められるんだろう。もうどうしようもないくらい好きになってるって気付いたのは中学2年の時。
…まぁ、だからと言って何かをしたいとかそんなのって無いんだけどさ。やっぱり、そりゃあ両想いになりたいし、なれなくても話していたいって思う。けど、けどさ、私がこの思いを伝えてしまったらもうこの関係も終わってしまう。
必ずしも、いい方向に転がってくれるとは思えないし。
仁王はブン太も好きだろうって言ってくれたけど…ペテン師だし。
信用なんてできないさ。(大丈夫、私だけじゃない。幸村君なんてもっと扱いひどい)


告白すればいいじゃろ


なんて、無責任なペテン師仁王の言葉が頭の中に響いて、離れてくれない。でもさ、怖いんだよ。そんな風に言われたって、本気だから、ほんとにブン太のこと大好きだから、言えないんだよ。

机に突っ伏してあ〜っ!!と可愛げのかけらもないような声を出す。

もう、本当いやだ。どうしたらいいというんだ。やり場のない気持ちはどんどん募っていくばかり。


限界だって、もう


(この際誰でもいいから)
(助けて)


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2011/01/31 何この文





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