Trash !

あ〜〜〜スコールくん可愛い。少しえっちいので、閲覧注意です。

以下スクロールでどうぞ。







DDFF、2×8
R18
 
 
 
なぜこうなったのだろう。なぜ眼前に彼の顔があるのかわからない。熱に蕩けた目が俺を見つめる。その熱さに当てられそうになった。
 
「スコー、ル?」
 
声が震える。怖いというよりは緊張している。この状況に。彼に。うっとりしたような表情が歪む。スコールがゆっくりと口を開く。思わず見とれてしまう。淫靡な表情に。彼の雰囲気に。この場の雰囲気がいつものような明るいものではなくどことなくエロティカルで、身震いしてしまう。これからどうなるかが予想できてしまうから。そうなったら戻れない気がして、臆病な俺は怖かったのだ。
 
「フリオ…」
 
そう言った唇が俺の唇と重なる。存外柔らかいそれが開いて、驚いたままで固まっている半開きの唇へとそれまた柔らかな舌がぬるりと侵入してきた。慣れたようにかき回す舌が熱くて気持ちが良かった。どうしていいかわからずに固まった俺を見てスコールが笑ったように感じた。少しムッとしたが笑われるのも仕方ない。何せこういうことは全く縁がなかったし、ましてこうやってキスをすることすらなかったのだ。手慣れたスコールに驚きを感じながら、それでも彼に身を任せるしかなかった。抵抗はできない。なぜなら俺は、彼を好きでいるからだ。驚きを感じながらも、それでいて嬉しいと思っている自分を恥じた。
 
「ん…」
 
スコールがそううっとりと呟く。キスに満足したらしい彼は俺に馬乗りになったまま一人遊びをし始めた。真っ赤に顔を火照らせていながら大胆な行動に目を見開く。いつの間にか脱いだらしいジャケットはどこかに置いたらしく、上半身には白いTシャツしか着ていなかった。そのシャツの裾から手が伸びる。着たままなので中でなにをやっているかまでははっきりとは理解できなかったがなんとなくわかった。それに喉を鳴らしてしまう。その音に気付いたらしい彼が俺を見て笑った。思わず顔が赤くなってしまう。そんな俺を見てスコールは思いついたようにおもむろに自分の手を出して、所在なさげに置いてあった俺の手をつかんだ。そしてそのまま自分の胸へと持っていく。「好きに触ってみろ」いつもの口調だったが覇気はなく興奮した声だった。余裕ぶって見えていたがどうやら彼も興奮していたらしい。余裕など、もう二人にはなかった。スコールに操られているみたいに、言われた通り好きなように触ってみる。男とは思えない白い柔肌に食い込む指に興奮する。なんだか女性を思わせるような、男とは思えないやわらかな胸をほぐすように揉みしだいて、固くしこった乳首を掠める。予想していない動きだからだろうか、スコールの顔には余裕度などなくひたすら与えられる愉悦に身を委ね、息を荒げている。薄く開いた唇でなけなしの酸素を吸うような、か細い声は男を煽るものでしかない。男を悦ばせるツボだと認識しているのかどうかもわからないが、騙されていてもいい。ただ目の前にある事実だけが、いまの俺の、現実だ。

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( 2012/09/26 )


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