黄瀬｢監督って全日本の選手だったんスよね？｣
笠松｢ああ、そうらしいな｣
黄瀬｢でも何ていうか…｣
仲良し海常高校
小堀｢何だ？｣
黄瀬｢威圧感？がない？っていうか…イテッ!!｣
笠松｢何生意気言ってんだ調子乗んな｣
早川｢でもちょっとそ(れ)はオ(レ)も思っすよ先輩！｣
森山｢お前は静かにおし｣
黄瀬｢だってホラ…桐皇の監督に張り合って髪も服もピッチーってなってたりとかあったじゃないっスか、あれであの場の緊張感は消え去ったっス｣
笠松｢お前が言うことじゃねーだろ！｣
森山｢まぁ…それだったら秋田の陽泉の監督とかヤバかったよな。見てるだけでこの人ヤベえって思ったし｣
小堀｢そう言われると…って思っちまうな…｣
笠松｢おいおいお前ら監督がギャグ担当みたいなキャラ付けしようとすんなよ。だったら秀徳の監督どうすんだ、マー坊だろうが｣
早川｢いやあの人は…｣
森山｢秀徳の監督は誠凛のカントクの父親と知り合いのうえ桐皇の監督も交流があるらしいしな、その辺で立ち位置はカバーされてるだろ｣
笠松｢うっ……｣
黄瀬｢うちの監督が他校監督勢に負けないようなキャラになるためにはどうすればいいんスかね｣
森山｢まず痩せる｣
武内｢言わせておけばだいぶ言いたい放題だなお前ら｣
早川｢わひゃあ!!!!｣
小堀｢監督!!!!｣
武内｢ワシの実力を見限っているということだな…？｣
笠松｢スンマセン!!あとでこのクズシバいときます!!｣
黄瀬｢ひっど!!｣
武内｢良かろう、ワシの本気を見せてやる｣ゴゴゴゴゴ
笠松｢えっ、監督？えっ？何何何何ていうかなんでオレっあっっ｣ぐいっ
武内｢ぬんんんんんん!!!!｣
笠松｢わああああああああ｣
黄瀬｢うえええええええ!!!?｣
森山｢高３男子をお姫様抱っこだとおおおおお!?｣
早川｢監督スゲエエエエエ｣
笠松｢いやこれ相当恥ずかしい!!しかも監督結構無理してますね!?膝笑ってますけど!!｣
武内｢な、なんのこれしき｣プルプルプル
小堀｢膝が笑ってるどころじゃないだろこれは踊ってるだろ｣
武内｢まだまだいけるぞ！｣
森山｢遠慮なく｣ずしっ
早川｢森山サン何の躊躇もなく監督の肘にぶら下がったーーー！｣
黄瀬｢えげつなっ!!でもオレもやるっス!!｣ずしっ
小堀｢………｣ずしっ
早川｢えー待って下さいオ(レ)も！｣ずしいっ
リコ｢今日の練習試合よろしくお願いしますねー…って、監督さんは？｣
笠松｢諸々の事情で起き上がれない状態｣
リコ｢えっ｣