■ 従者の憂鬱あとがき。

ここまで読んでくださり誠にありがとうございました。
きっと名前が書いてないから刀語の誰の夢だよーと思った方も多いと思います。ですが、あえて書かなかったのには理由がありまして…名前変換の横にある▼△←これでハッ!っとなられた方もいるんじゃあないでしょうか?
そして読んでくれた方は銀閣様好きという事ですよね?え、そうじゃない人もいるって?…でしたらゴメンなさい。
私はあんな大きなお城に一人で住まわれ刀を守り抜いた銀閣様が大好きでした、従者にも置いていかれ一人ぼっち。銀閣様の性格では止めはしないでしょうし、憎みもしないんでしょうね。本当に彼の生き様は素敵でした。
しかし、最後は刀を守りきる事が出来ずそれ以前に誰もいない砂漠のお城でその先代から守っている刀を守りきらなければ使命に縛りつけられ城を出て生きていくという選択肢を取れなかった。残酷な、いえ、最後はこれでやっとぐっすり眠れると微笑んで亡くなられたのなら彼にとっては納得のいった生涯の幕引きだったのかもしれませんね。

だけれども、私は彼に1人の従者を残してあげたいと思いこの作品を書き上げました。彼にとっては城という閉鎖された小さな世界の中に自分以外の人がいる、頼り頼られ生きていけるのです。
しかし生涯この身を自身の主に捧げた従者は真面目で忠誠心が厚く、何よりとても銀閣様を大切に思っていたのですが"好き"という異性であるが故に生じるものに混乱しまくったわけですね。従者なのに、とか、だけど好きだ、とか。自分の中で葛藤しまくってずっと従者を選んで来たのに銀閣様がグイッとしたら想いが爆発!!感情が込み上げて来たんですね。

銀閣様にこういうハッピーなラストを飾らせてあげたかったのです。満足です。

この後もうすぐ七花達が現れる訳ですが番外編で書きたいなと思います。需要あれば…笑

ここまでお付き合い頂きましてありがとうございました。銀閣さんを愛してくださっている方々にもお礼を申し上げます。
(感想ぶちまける。)

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