▼ もしもアイザックがさくらんぼだったら。
※気をつけて下さい、アイザックが童貞です。 アイザックは違う!!と思われる方はここでバック推奨。勿論、中編のアイザックはそれなりに経験積んでます。
「なかなか手出さないよね」
「?手って何にだ?」
「……わたしの身体」
ーブーーッ!!
その瞬間、勢いよく茶を吐き出したアイザックは狼狽えながら顔を赤くした。
「はっ!?いきなりなに言ってんだ!!」
「汚いなーもう、えっちだよえっち」
しないの?と首を傾げれば顔を赤くしたアイザックがそのままの状態で固まっている為、近寄ってみる。
「ばっ!近寄るんじゃねぇ!」
「しないの?」
はくはくと魚のように口の開け閉めをしている彼の口に机の上のティッシュに広げてある柿ピーを一個入れる。
「っ、もぐもぐ…そういうのには色々準備ってものがあってだなぁ…」
明らかに目が泳いでいる。
「まさか…アイザック、その顔で童貞って事ないよね」
さっきよりも挙動不審になっている彼を見れば一目瞭然なのだが一応聞いてみる。私は意地悪だから。
「まさか本当に童貞?」
「な、んな訳ねぇだろ!!馬鹿か!!」
目がきょろきょろと泳いでいる。本当可愛い。アイザックは元々M気質だとは踏んでいたがここにきてお宝が眠っていたとは。私は唇をぺろりと舐める。
「いただきます」
手を合わせて頭を下げれば身体をぐいーっと離れさせられた。もう、なんなの!とアイザックを見れば照れているのか少し俯きがちに口をあげる。
私はその言葉と仕草であの世へ連れてかれそうになった。反則でしょ。アイザックのくせにアイザックのくせにアイザックのくせに。
「…初めてだから、色々教えてくれ」
小さく呟かれたその言葉にどれ程の破壊力があったのか、後に彼女は語る。
「え?もう手加減は出来なかったですよね。あんな可愛い事言われたらもう興奮で息遣いとか超荒くなりましたよね。ちょ、落ち着け!とかまた焦るアイザックが可愛いくてねー。あ、まぁ最後は美味しく頂きましたよ。」
あとがき
ほんとすみません。アイザックはきっと初めてではないと思います。そこそこある程度は経験有ると思います、ですが私は生粋のゲーマーと評されている彼にさくらんぼであって欲しかったと言うわけです。最後にもう一度言いますが、中編のアイザックはそれなりに経験積んでます。
ここまで読んで下さった方は私と同類ですね、乾杯っ!!
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