■ 帰ってきたら大惨事。
ちょっと、ちょっとちょっと…どうなってんのよこれ。
人鳥くんと鳳凰さんだし大丈夫だろうと思っていたのに、信じた私が馬鹿だったのか。私は人鳥くんの服の入った袋を床に落とし凄い音が聞こえてくるリビングに向かった。
「あれ、白兵くん」
リビングに入れば家具はがったんがったん倒れていて見るも無残とはこの事では?と言った感じだ。
白兵君はというと刀を抜き鳳凰さんと何やらやらかしている。久しぶりに見てもイケメンだ。そしていつも通り人鳥くんはおろおろしているし…
「鳳凰さん、とりあえず座りましょうか。言い訳なら今の内ですよ」
「しかしだな、花子。此奴が先に刀を抜き我に切りかかって来たのだぞ」
「どうせ挑発するような事したんでしょう?」
ぐぐっと押し黙る所からして図星だな。まったく。とりあえず机とソファーを起こす。
きらきらきらきら目を輝かせる白兵くんがいるんだけど、気のせいだよね?
私は冷や汗を一筋流した。
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