「っ、もおおおお!!!怒ったぞ!!しばきたおすあのグラサン!!!」
だあん!!と私は浴室の壁を殴る。今日という今日は許さない。 何で許さないかって?だって人がお風呂に入ってる間に人の下着とパジャマを勝手に紐パンとスッケスケのベビードールに変えてやがるからですよ。 気持ちよくお風呂に入って出たら着るものがなくて私はびっくりですよ。
「私の下着とパジャマどこやったコノヤロオオオオオオオ!!!」
こんなの着れるかちくしょーーー!!!ていうか毎度毎度どこでこんなもの勝手やがるんだ畜生めがあああ!!! キーッ!と歯をぎりぎりさせながら仕方なく紐パンを穿いて、それから流石にスッケスケのベビードールは着れないから大判のバスタオルを引っ張り出して体にまく。 そしてスッケスケのベビードールをひっつかんで扉をダーン!と開けてリビングにズカズカと入って叫ぶ。
「畜生この野郎グラサン!私の下着をどこへやった!!」
しかし、返事は帰ってこない。 何でだ?と周りをキョロキョロ見渡すと、事の元凶がいない。 一体どこへ行ったのか…。
「まあ、いないならしかたない。新しい着替えを…」 「何だ。着なかったのか」 「あ?」
いきなり背後からそう聞かれたかと思えばむに、と何か揉まれる感覚。ちらりと視線を下にやれば、大きな手が私のない、いや、豊満な胸を覆っているではないか。
「ぎぃやあああああぁああああ!!!」 「やっぱりそう簡単に大きくはならない物だな」 「てんめぇなにしてくれてぎゃああああ揉むなああああちくしょうこのやろおおおお!!!」 「おいおいあんまり叫ぶと近所の人が何事かと思って来るかもしれないぞ」 「むしろ誰か来てえええええ!!」 「なまえは見られるプレイが好き、か。そうか」 「ちがうわぼけええええ!おたんこなす!!!!」
ばりぃ!と私の"豊満な胸"を揉み続けるグラサンの手を剥がし、持っていたネグリジェで顔面をバシバシ殴る。
「いたっ!いたっ!ちょ、なまえ」 「この変態ぃいいぃい!グラサンの風上にもおけぬわ!!」 「それ結構いいやつなんだぞ!何がそんなに気に食わないんだ!」 「こんなスケスケなの着れるかボケ!」 「ならモロだしなら…」 「余計着るかっ!」
何でこんなのばっかかなあ!ほんと女心わかんないなあ!アホ!バカ!もうひとつバカ!とバシバシ殴っていれば、ウェスカーさんがよし!少し落ち着こう!」と言う。
「落ち着けるか!」 「なら…」
「仕方ない」といつになく真剣な顔をして私の手をパシリと受け止める。そして、空いている方の手でぐいっと私を寄せ、ウェスカーさんの顔がぐっと私の顔に近づく 。あっ、と思ったその瞬間、足元にぱさりと何かが落ちた。
「え?」 「何だ?」 「あ、タオル……」 「何だ、タオルか……タオル?」 「タオ……ル…」 「………」 「………」 「………」 「………」 「やっぱちっさ…」 「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
お嬢さん。落としましたよ! (うわあぁあぁん!) (大丈夫だ!私は小さいのも嫌いじゃない!) (そういうことじゃ!!!ないだろ!!!)
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りく様からのリクエストの拉致ってGO!の番外でギャグ全開そして本気(変態)も全開なウェスカーさんでした! ウェスカーさんは夢主ちゃんの体が触りたいお年頃ww この二人はもう書いてて本当に楽しいです(^ω^)
りく様! いつもいつも本当にありがとうございます! 私のサイトのことなのに喜んでもらえて本当にうれしいです! もうなんと言えばいいのか・・・!! 拍手、コメント、企画の参加本当に本当にありがとうございます! これからもぜひよろしくお願いいたします!!(///´ω`///)
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