あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
「新しいフロアに入ったと思ったらアシュリーたんがピタゴラスイッチしていた」
な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何が起こったのかわからなかった…


とまぁ、プラーガの侵食が進み、吐血したアシュリーはパニックになり、さながら忍者屋敷にあるような回転する扉の罠にかかり、バターンと何処かへ行ってしまった。

すると、タイミングを見計らったようにサラザールぼっちゃんから電話が掛かってきて「地下に面白いペット飼ってるの★」と自慢なんだかなんだかよく分からない紹介をしてもらい、せっかくなのでその面白いペット否ノビスタドールさんらを私とレオンさんで可愛がりに行こうと言うことになった。

ノビスタドールといえばやっぱりグリーンアイ、レッドアイ、ブルーアイですよね!
お宝ハンターの腕が疼くぜ!


* * *


「ブルーアイが手に入らなかった…」
「…なまえって本当にタフだな」
「いや逆にお宝以外に何に魂を燃やせと!?」
「きっとなまえは後ろから殴っても平気なんだろうな」
「それは酷い!」


そんな会話をしながらレオンさんと地下から上に上がる。
すると、不気味な呪文を唱えるような声がして、2人でそっとその声をするほうを除く。そこでは邪教徒たちが集まって「森ネズミー」となにやらまだ鮮血のしたたる肉の塊に向かって唱えている。

「なにをしているんだ…?」
「三分クッキング…?」
「いや違うだろ」

なんてレオンさんとボケつつツッコミつつ話していると、邪教徒たちは此方に気づいたのかバタバタと逃げ出した。
「ああ!お宝の山が!」と内心思ったのは内緒だである。しー!!


「邪教徒が逃げてった道、閉まっちゃいましたね」
「ああ、他の道から行かないとな」
「じゃああっちから……あれ?」
「どうした?」
「いや、何でもないです」

武器商人が居るところって、鉄格子で閉まってたハズ…私が要るから少し変わってるのか……。
しかし、レオンさんのシャンデリア飛びうつりが見られないのは残念だ。

「シュパーンシュパーンと行くのになぁ…」
「なまえ?行かないのか?」
「え、ああ、はい!行きます!!」