「えー、私の名前は…」
「いいよ、興味ないから」
「なぬっ!?」
「それより僕、お腹すいたんだぁ」
「……買い物に行かないと食べ物はありません」
「じゃあ買ってきてよ」


にこにこコルコルするイヴァンさん。
さすがおそろしあ!
有無を言わせない感がひしひしと伝わりますよ!
ってか、興味ないってなにさ!興味ないって!
名前くらい聞いてくれても良いじゃないかばかぁ!


「…いいですけど、イヴァンさんの服も買いにいこうと思うんで、着いてきてください」
「えー、僕はこの服だけでいいよー」
「よくない!色々よくない!
しかも今は暑いんですから、そんな格好じゃ倒れますよ!」
「えー」
「えーじゃないし!」


そのあと、ぶちぶちと文句をいうイヴァンさんを連れ出し、デパートへと向かった。


?
(ねぇ、歩くのめんどくさいから車乗ろうよ)
(免許もってませんから無理!)
(コルコルコルコル…)