「はーい!ウェスカーさん質問でーす!」
「何だ?答えてやろう」
「ウェスカーさんは、一体何を触ってるのかなー?」
「もちろんなまえの尻…」
「ふざけてんじゃねーよゴルアアアア!!!!」


バキーンとお玉でウェスカーさんの顔を殴る。
ウェスカーさんは「あうっ」と小さく唸って小さくよろけた。

さて、みなさんこんにちは、お元気でしょうか?
なまえinキッチン。背後にウザイグラサン。
最近これを殴るのにためらいが無くなってきた自分にびっくりしてます。


「クリスにくらったロケットランチャーより痛い…」
「知らねぇよ!ウェスカーさんがウザイので今日のスープは人参二倍」
「止めてくれ!」
「人参ドパーン!」
「ああああ……!」



* * * *


「おや!ウェスカーさん!人参さんが残っていますよ!」
「………」
「食べないんですか?食べないんですか?」
「………こんなもの食材ではない!」
「好き嫌いはダメでしょう?好き嫌いしてたら神様にはなれませんよ!……ぷぷっ!」


プギャー!とウェスカーさんを指差して笑っていると、 何やらウェスカーさんが携帯を取り出して連絡を取り出す。
なにしてるんですか?と聞こうとしたら、その瞬間ウェスカーさんがニヤリと笑って私はがばっと後ろから椅子に押さえつけられた。

「はっ!?」
「よし、お前らそのまま押さえつけておけ」
「ちょ、ウェスカーさんコイツラなんですか!?」
「私の忠実な僕だ、カワイイだろう?」
「いや可愛くないし、ふつうのオッサンだし!」


逃げ出そうと一所懸命に身体を動かすが、私を押さえつけるオッサンたちの力が強く、イスがガタガタを音をたてるだけである。

そうしているうちにお皿を持ったウェスカーさんが近づいてきて、私の顎を掴んだ。


「なまえはチビで貧相な身体をしてるからな、私が人参が嫌いなわけではない、なまえのためだ」
「は?何いって……ぷごっ!」

へんな声がでたと思ったら口に人参を突っ込まれた。
口を開けたくなくても鼻を摘ままれて開けざるをえない。

「ふへ、ちょ、まっへ!げほっ!げほっ!」
人参を口につぎつぎと突っ込まれむせてしまった。はぁはぁと肩で息をする。


「あ、なんかエロ……」
「ごるあっ!!このド変態!!!」
「そんなこと言っていいのか?今の状況をみてみろ」

「んん?」といやらしくニヤニヤとわらうウェスカーさん、否、変態。
変態の僕に押さえつけられ、動こうにも動けない状態。
すすすっと変態の指先が私の太ももをなぞる。
不覚にもゾクリとしてしまった。


「こんな短いスカートなんてはいて…イヤらしいな」
「言わして頂きたいのだが、私の服買ってるのあんただから!てか太もも触んな!!セクハラ野郎!!」
「セクハラ?違うぞ、これは愛し合うもの同士の正しいスキンシップだ!」
「ぜっっったい違う!つかウェスカーさんと愛し合った覚えはない!!」
「えっ!?」
「ええっなにそれ!?なに始めて知ったみたいな顔してんの!?」
「あんなに愛し合ったのに…か?」
「はっ!?」
「ウェスカーさんっ…!もっと!もっとくださぁい…!ってあんなにも喘いでたじゃないか……!」
「皆さまに誤解を与えるような発言は止めろ!!!!!」
「スキ有り!」
「ひゃん!!」

スキンシップ≠セクハラ ウェスカー=変態
(ううっ!もうお嫁にいけないっ!!)
(心配するな私がいるじゃないか!)
(あ……やっぱりもう死にたい……)
(!?)