―対バイオテロ組織「BSAA」北アメリカ支部


「クリス、手紙とどいてるわよ」
「あ、ああ。ありがとう」

同僚の女性が一枚の封筒を俺に手渡す。
誰からだろうと封筒の差出人を確認するが、BSAAの住所と俺の名前以外は何も書かれていない。
訝しげに思いながらも、封を開けると、一枚のカードと写真が出てきた。


「?、結婚しました…、クリスの、アホ…!?」

「誰だこんな手紙よこしたのは!」と同封されていた写真を見れば、思わず言葉を失った。
白いタキシードを着た男が、綺麗なウェディングドレスをまとい少し恥ずかしそうに笑う女性というには少し幼い少女を姫抱きにして抱えている。結婚式の写真なら、良くある写真なのかもしれない。が、問題はその少女を抱きかかえている男だ。
金髪オールバック、そしてサングラス。
それは、紛れもなく己の前の職場の、恨めしい上司だった。


「……う、う、う、ウェスカーーーーーーーー!!!!!!!」


THE END!
(ぶぇっくしょい!!あー…風邪か?)
(馬鹿は風邪引かないって言いますし大丈夫ですよ)
(なまえ、酷くないか?)