「暇、だ…」
「そんな事をほざく暇があったら仕事をしろ」
「あぁ…、暇だなぁ…」
「おい、上司を無視するのか」
「今日もラクーンは平和だー!」
「………、」
「そろそろ日本に一回帰ろうかな…」
「オイ貴様…」
「うぎぃぁぁぁぁぁぁあ!!!!首ぎゃぁぁぁぁあ!!!」

ぐぎぎぎぎぎき、といきなり首を捕まれる。痛い痛い!と叫んでもウェスカーのドエスな笑い声しか聞こえてこない。

「あばばばば、ごごごめんなさーい!無視してごめんなさぁぁぁあい!」
「分かればいい」
「うぐはぁぁ!死ぬかと思った!」

はぁはぁ、と床に倒れ込むと、ウェスカーが上にのし掛かってくる。

「なななな、なにするんですかっ!?」
「ふん、可愛げがないな」
「う、うるさい!ウェスカーだまれコノヤ…うっ、」

コノヤローと言おうとすると、いきなり息が詰まってビックリする。
何が何だか分からなかったけど、どうやらウェスカーが私にキスをしているらしい。しかも相当深いヤツを。
なーるほど!だから苦しいのか!ってちょっとまて!!!色々と可笑しいではないか!!!


「…っ、うぇ、す…っふ、…かっ…、ぷぁっ!」
「………ふっ、なんだ?」
「な、なななんだじゃないし!!こっちこそ聞きたいし!」
「…、なまえ」
「は、はい…?」
「お前を、

たべてしまいたい
(え?え?え?えぇ?ちょ…、あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!)
(安心しろ、酷くはしないさ)