メモ
20161102

金吾連載、無事完結しました〜
今回もあとがき書いていきます〜(※ネタバレ有りです)




初めは、今までの連載は同じ歳の子たちのお話しか書いたことがなく、今回は歳の差のお話を書こう! というところから始まりました。
1年生と5年生。10歳と14歳。別にこう書くと特別差があるようには思えないのですが、rkrnの世界って先輩になると本当に大人っぽいので(子どもっぽいところももちろんあるのですが……)、恋愛にするか友情にするか、すごく迷いました。で、最終話を読んだらわかると思いますが、結局どちらとも取れるような、取れないような……な感じに仕上げました。
今回は男の子側からの視点描写を一切入れていないので、読んでくださっている方にはいろんな解釈をしてほしいなと思っております。

11話を最終話にしたかったのは、1年は組の生徒数と合わせたかったからです。タイトルがそれなので……。
喜三太との話も入れたいなー。金吾が所属する体育委員は全員出したいなー。女の子と同じ歳の五年も出したいなー。そんな出したいという気持ちで今回は沢山いろんな子たちを登場させることが出来ました。大変でしたが、達成感があります。それぞれキャラがぶれていないことを願っています。

薬について教えてくれる伊作よりも、私の中で小平太とか滝の存在感が強いなって思っていました(笑)
でも二人は私の中で先輩である女の子と後輩である女の子を引き立たせてくれる存在のように感じたので書いててとても楽しかったです。
rkrnの中でいろんな子たちがいろんな関係で関わっていく様子に似た物を少しでも感じられるお話にしたいなって思ってて、もしもそれが伝わったら嬉しいなと思っています。

金吾は成長してからは本当にいい男の子になりそうだよなーって思います。
原作の公式キャラブックを読んでいた時に、そういえば金吾って甘えん坊を直すために入学したんだ、と思い出して書き始めたのですが、振り返るまでもなく全然甘えなかった(笑)
最終話に、成長したからこそ甘えを見せたのは、まぁ趣味としかいえませんが、でも親しくなったからこそ、そしてやっと会えたからこそ、な感じを出せたらなーと。
でも、真面目だったりしっかりした子が甘えるってよくないですか? 私はギャップとか、そういうふと見せるこうデレ的なものが好きです。

10話と11話の時間的な空白は正直迷ったんですが、もうああなるしかなかったです……


今までの連載のような「好き」とか「告白」とか、そういうものとは遠いほのぼのとした学園生活のお話ですが、楽しかったーと思っていただけたら嬉しいです。
ここまで読んでいただき、どうも有難うございました。

下野
 
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