メモ
20190309

アップ出来ないと思っていたお話をようやくアップすることが出来ました。自分の実力だと書けないと思って諦めていた話をどうにか修正し、なんとか完成です。

今回のあとがきも例の通りネタバレがあるのでご注意ください。





まず、この話で何が書きたかったかというと、夏休みに公開される映画のようなボーイミーツガールモノでした。もうここから既に自分のレベルを理解してないのがまるわかりなんですが、とにかく爽やかながら少し切ない話が書きたかったんです。なので舞台は夏です。アップするのは春なんですけどね。
で、この話は実は最初乱くんの単騎遠征の予定でした。現代遠征とか、そういうの考えるだけで楽しい人間なのですが、室内での戦いとなるとやっぱり短刀を送り出すでしょ。女の子だと思ってた子が実は男の子とか最高に好きな展開だな!!みたいな。
それこそ、この時点では敵の目的は刀剣破壊でしたし、戦闘シーンがないと成り立たないような話の構成でした。しかし、私にそんなものが書けるはずもなく、お蔵入りになりました。実力がね、伴ってないので……。

しかし、それでも現代遠征の話が書きたくて仕方がなかったのでこういった形で生まれ変わりました。メインが乱くんから獅子王に変わったのはまた話の流れの持っていき方を変えたからなのですが、乱くんも出したかったのでちゃんと編成に入れました。いつか乱くんの話も書きたいです。


獅子王と女の子が親しくなったのは、それこそ女の子が審神者のご先祖様だからです。獅子王は最初気付かないものの、声を掛けたのは女の子が審神者に近い雰囲気(霊力的な)を持っていたからだし、女の子が獅子王とすぐ打ち解けたのは、女の子が審神者となる力を秘めているから……みたいな。
恋愛感情に似ているけれど、全く違う気持ちを抱いている……といった気持ちで私はこの話を書いていたのですが、どう思うかは読んでいる方それぞれだなと思っています。


今回舞台となっている博物館ですが、イメージしている博物館はあるものの、実際の博物館ともまた違った建築構造になっているのでいろいろとぼかした言葉で書いていきました。
それこそ刀剣の展示というと、去年の京都での展示をイメージしてしまうのですが、結局行けずに終わってしまいました。
読む際はお好きなようにイメージしてください。


刀の話は十万打企画以来で、最近ずっと轟連載を書いていたので違う世界観を楽しみ、でもこれ本当に自己満だなと思いながら書いてました。好きになってもらえるかはわからないし、地雷だと思う方がいるかもしれないけれど、私はとーっても楽しかったです。一人でもこの話が好きだと思ってくれる人がいますように〜と思いながらアップしました。


自分の実力の無さを痛感したものの、それでも今回の話も書いている最中本当に楽しくて、だからこそどんどん話が長くなって前後編合わせて一万六千字くらいになってます。
それでももっと書き加えるところがあるよなぁと思う部分は多々あるんです。楽しいけど辛くて、でも辛いけど楽しいと思いながら書いてました。
轟連載があるからこそ、一つの完結した短編を書いたことで気持ちがすっきりしました。
これからまた連載頑張るぞ〜という感じです。
 
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