メモ
20170520

※影山短編あとがき相変わらずのネタバレ。そして自分でもひくくらい語ってる。







ジャージ姿の影山くんが書きたかったはずでは?あれ?ジャージめっちゃおまけじゃない?
でも、正直とても今、満足感がある。本音をいうと、ジャージ着た影山飛雄もっと書きたかった。

まず、ジャージと彼についてですが、アニメ1話最後の学校のジャージ着た彼すごく好きです。可愛い。高校生じゃんーってなる。
髪の毛黒くて、学ランも部活のユニも黒い彼ばかり見てるので、学校のジャージを着てる彼を見て「わぁ、高校生の影山飛雄くんじゃん!!」ってなるからとても好き。愛しい。あの高校生らしさが詰まったジャージ!!あれ見て、ジャージに関する話が書きたくなりました。

で、ジャージの話は書きたいけど、どういった話にしようかとなってもう一度1話を見返していくうちに、何度も出てくる「王様」という言葉と、彼がチームメイトに言う言葉について考えるようになりました。
青城との試合で、彼と金田一くんたちとの以前のわだかまりはとけたのかなーとかは思うのですが、じゃあ他の青城メンバーは?彼をどう思ったのかなぁって。
別に、彼は仲直りをするためにバレーをしているわけじゃないですし、仲直りをしたいとも思っていないとは思うし、「王様」の名を返上するためにバレーをしているわけでもないと思いますが、でも、なんかすごく気になりました。

影山飛雄=王様という呼び名が他校まで広がっているのを見ると、彼が王様という名を今後も背負っていくんだろうなぁとは思います。王様という呼び名を日向はマイナス面として見ていないのだろうし(彼は「王様」の名を、まだ中学の頃の出来事を連想させる単語にとらえていますが)、彼が「王様」という名を良いように受け入れられることになるかもしれないなーとも思ったり、なんだかいろいろと考えて、ジャージと「王様」を上手くつなげる話を書きたいなーと思いました。

中学の頃、バレー部のことを中途半端に知っている女の子が高校で彼となんらかの接点を持ったら……そんな話から始まり、旭さんの短編、及川短編と同じく原作の裏側を見るような話にしていくことにしました。

今回も申し訳ないなーとは思いますが、名前のない男の子が登場します。金田一くんでも国見くんでもない、影山飛雄を「王様」と呼んでいた男の子が、青城との練習試合を見て、少しでも彼を見る目が変わってくれたら、という自己満足のためです。
二次創作である夢小説は、やはりどうあがいても二次創作であり、原作とは異なります。この話を書いたところで何も変わらないし、元チームメイトの気持ちの変化もありません。春高までの試合の間に気持ちが変わった人がいるかもしれないけど、それを知ることはありません。
だから、誰か一人でも影山飛雄は自分と何ら変わりなく勝利へしがみついた結果だと思った人がいたらいいなーという、「あれ、これは夢小説?」な展開になったわけです。どちらも思うことがあったのだし、どちらもまだ若かったのだなーみたいな。
すみません。でも、そういったものを書くのも二次創作の楽しさだと思っています。

そして、それを見ていた女の子の話です。夢小説だし、原作との隙間にちょっと甘酸っぱいものも書きたいんです。本当に自己満足です。でもだからこそすごく楽しかったです(*^▽^*)
青春だなーって思っていただけたら嬉しいです。

影山飛雄という男の子が、この女の子に対してどうして優しくしたかは読んでくださる方の好きなように解釈していただければなーと思います。
気まぐれでも、同じ中学出身だからという理由でも、もちろん前から気になってたから、なんて理由でも。

短編のあとがきなのに長すぎてちょっとほんと、ひかれてもおかしくないレベルなんですが、満足したんだな、とあたたかい目で見てもらえば幸いです。
 
- ナノ -