再不斬現る!
ハロー、セツナだよー。
今は私らに攻撃してきた命知らずな忍を拘束してタズナさんとO・HA・NA・SHI★してるよ。
だけど話フル無視して考え事てか反省してる(´ω`)ゞ
ったく、マジ腹立つ。毒塗り鎌を螺旋丸で破壊したのはいいとしてまさかその鎌でかすってケガするとか…私もカカシ先生の事言えないなぁ。
暗部で昨日仕事したばっかだけどやっぱ気が緩んでたかな?うわー、最悪!また精神修行もしないと…幻術ばっか修行してたから今になって仇となったか…
「うーん、私もまだまだだなぁ」
と思わず零してしまった。やば
「姉ちゃん、また考え事?」
とナルトは少し呆れて言う。
「うん、また精神修行しないといけないなーと」
私はため息を吐きながら言った
「あ、オレもやるってばよ!」
ナルトはセツナに元気よくおねだりする。はぁ、ナルトのこの目には私は弱い。キラキラしてまるでワクワクしてると言うか何と言うか…
「しょーがないな、でも生ぬるくないよ?」
と私はナルトに少し笑いかけた
「平気平気!」
ナルトは元気いっぱいの笑顔で言う。ソレを見て私は何だか今まで真剣に反省してたのが馬鹿らしくなって思わずクスッと笑ってしまった。
あー、やっぱ私ナルトに弱いかも?何か見てたら元気出てくるし…ハッ!こ、これってもしかして俗に言うブラコン!?そうだよね!?端から見たら絶対そうだ!ちょ、嘘やん…
※どうでもいいですが、作者は大阪の人です
ブラコンだなんて嫌だ!イタチとサスケじゃないんだからさ←
「おーい、せっかくのいい雰囲気な姉弟水入らずな所すまんが、話終わったからそろそろ出発するぞ?」
カカシは少し呆れながら私達に声をかける
「え?お前ら姉弟何か!?ワシはてっきりコレかと…」
とタズナは右手の小指を立てて一同に見えるようにする
「え?私らが何だって?」
と私は満面の笑みでタズナの脇腹に肘パンをお見舞いする
「ぐふっ!」
タズナは脇腹を抑えてうずくまる
「あー、実はあたしも最初はそう思ったわ…」
とサクラもえへへと笑いながらタズナに同情の視線を送る
「よく間違えられるけど違うってばよ!?」
ナルトも苦笑いしてタズナに手を貸す
「(ホント端から見たら恋人だよな…てかクシナさんと先生の熱さには程遠いけど…)」
カカシは遠い目で昔クシナと自分の師匠であるミナトのイチャイチャぶりを思い出していた。
――――――――しばらくして。
「もうすぐ国に着くぞ」
船漕ぎのおっさんが船をこいで言う
あーあ…着いちゃうか…そろそろえーと…そう再不斬!再不斬と戦わなきゃいけないなー…めんどいから殺そうかな、白が千本でやる前に
陸について船こぎのおっさんに礼を言って私たちはまた歩き始めた。サクラはあれから何か元気がないというかなんというか…。まぁ理由は分かるけど再不斬と戦うにはちょっと余計な感情かな。よし、今の間に解決しよっかな!私はそう決意してサクラに話しかけようとしたが、止めてカカシ先生にアイコンタクトをする。カカシ先生は気づいたようで大声で言った
「全員ふせろ!!!」
カカシ先生のの声によって皆はふせた
アレは大剣…だけど普通のとは違うよね。忍刀七人衆の”首斬り包丁”特徴は確か血の鉄分で刀身が再生するから錆びない。ふー、暗部に入隊する時女神脅してコミックスとかまた全部読んで特徴とか色々ノートにまとめてた回があったよ!てかぶっちゃけ暗部の時イタチと一緒に戦ったことあんだけど。まぁ再不斬もまだ霧隠れの暗部隊にいた時で緋蛾として戦ったなー。再不斬はチャクラ感知系ではないからそこはよかった!でもねー…私はアンタの攻撃パターン知ってるんだよね♪まぁ変えてなかったらだけど★あぁー、ヤバい!テンションあがってきた!殺人衝動は抑えられるかな、まぁガンバ私!
っと、写輪眼の説明終わってた。サスケ気になるの分からんでもないけどカカシ先生睨むな。
「さてと……お話はこれぐらいにしとこーぜ。オレはそこのじじいをさっさと殺んなくちゃならねェ」
「!!!」
再不斬の言葉にタズナは驚き、私たちはタズナを卍の陣で守る。
「っつても…カカシ!お前を倒さなきゃならねェーようだな」
再不斬はそう言い捨てると木にささってた首斬り包丁から飛び降りて池へと向かい霧隠れの術を発動する。おー、真っ白だー!そう思ってるとナルトが私の目を見ていた。あー九喇嘛を口寄せしたいんだね。私は同意として頷いた。
「口寄せの術! 九喇嘛!」
ナルトは素早く印を結び、そして親指を噛み千切って口寄せをする。出てきたのは九喇嘛だけど狐に変化した姿。大きさは成長した赤丸サイズより少し大きめのサイズ。
「九喇嘛、タズナさんの頭の上に乗ってくれ!」
ナルトは九喇嘛にそう言う
「言われなくても分かってる!中から見てたんだからな!」
九喇嘛はナルトにそう言うと、ナルトの指示通りタズナの頭の上に乗る。
「超軽いのう!」
タズナは驚きの声をあげる。
「当たり前だ、ワシを誰だと思ってる!」
と九喇嘛は周りを見渡す。
「何で頭の上に乗せるの!?」
とサクラは横にいるセツナに聞く
「この陣の唯一の死角は中央だからね、九喇嘛は比較的に体重軽いからこういう場面にはうってつけなんだよ」
私はそう答えた。サクラは「なるほど…」と納得している。どんどん霧が真っ白になってきてる……背景真っ白、製作者の陰謀丸見えだね!←
っと、さすがは上忍カカシ先生殺気スゲェ!タズナさんとサクラ、サスケは震えてるけどね。まぁ普通そうでしょーな、ナルトは平気かって?HAHAHA★私を舐めないでくれるかな?地獄の特訓ではもっとすごいの浴びさせたよ♪お、カカシの名台詞きた!
「オレの仲間は絶対殺させやしなーいよ!」
「それはどうかな……?」
再不斬の声がそう聞こえた途端後ろに気配を感じた。九喇嘛はすぐ反応して中央に現れた再不斬の足を思いっきり噛みついた。うはー痛そー、血めっちゃ出てる!再不斬もかなり痛そうだし。でも…手加減はナシ!
「借りは返させてもらうってばね!」
私は殺気を出して再不斬の腹の内臓に向かって蹴りを出す。その瞬間腹からぐちょっと中が潰れた音がした。そして私の蹴りの勢いで再不斬は吹っ飛んだ、九喇嘛はすぐ噛みついてた足を離した。ちなみに借りは霧隠れの中忍の毒塗り鎌のことね。
「ぐおおっ!」
再不斬は木に思いっきりぶつかった。そして腹を押さえて足も血がどんどん出てる。
「ッチ、足もげなかったか…」
九喇嘛は口の周りについた血を舐めながらまたタズナの頭の上に乗った
「けど筋肉いい感じに潰れてるから痛いだろーな、内臓は出血しないように潰したから結構ヤバいかもね」
と私は陣の場所に戻ってふたたび構える。
「姉ちゃん結構えげつないことするってばよ…」
ナルトも構えて言う
「(な、何なの!?後ろからぐちょって聞こえた…。セツナの殺気も尋常じゃない…一瞬だったけど、震えが止まらない!)」
サクラは恐くて後ろを振り向かなかったが、それは正解と言っていいだろう。何にしろ九喇嘛が再不斬の足に噛みついた時の血の量が半端じゃないからだ。
「(クソ!この体、震えやがって!ていうか何なんだこいつら!セツナにしてはあんな殺気出すし、ナルトにしては震えもしないだと!?こいつら今までどんな生活してたんだよ!!)」
サスケは自分の弱さとふがいなさに苛立っていた。
そしてその間にも再不斬とカカシの戦いはちゃくちゃくと進んでいた。カカシは再不斬の水分身をコピーしていたり、再不斬も水分身していてカカシの後ろをとって九喇嘛に噛まれた方との逆の足でカカシを蹴り飛ばしカカシは水のある池へと逃げた。そして水の中から出てきたカカシの後ろに再不斬は立って水牢の術を発動し、カカシは捕まった。
「ククク…ハマったな脱出不可能の|特製《スペシャル》牢獄だ!!お前に動かれるとやりにくいんでな…さてと…カカシお前との決着は後回しだ…まずはアイツらを片づけさせてもらうぜ(水分身の術!!)」
再不斬は言い終わると、私たちの目の前に再不斬の水分身が現れた。
「ククッ…偉そーに額当てまでして忍者気取りか…だがな本当の”忍者”ってのはいくつもの死線を超えた者のことをいうんだよ」
と再不斬は霧隠れの術を発動しながら言う
「へー、そう。残念ながら結構死線超えたってばよ」
とナルトは九喇嘛と共に再不斬に向かう
「そーそ、子供なめんじゃねーよ!こんの包帯野郎がァ!」
私は瞬身の術で再不斬の後ろを取って再不斬を蹴り飛ばす。足を狙ってね。
「ぐっ!」
再不斬は足を狙われてることに気づいて血の出ている足を庇いながら後ろに行く。ッチ避けやがって!
「包帯野郎ってあの女と同じことぬかしやがって!」
再不斬は首斬り包丁を構えながら言う。あー、そーいや言ったなぁ。一回暗部で戦った時包帯野郎って言ったのを。再不斬まだ覚えてるわけ?根深い!シツコイ男は嫌われるよ!?
「後ろにオレいること忘れてるんじゃねーよ!」
ナルトは螺旋丸を再不斬に向かってする。
「甘い!」
再不斬は横にさっと避けた、が。
「お前が甘い」
セツナは無表情でそう言いナルトの螺旋丸の方に向かって再不斬の腕を掴んで投げた。
「なっ!(この腕力、そしてこの戦闘パターン!まさかコイツ…!)」
「螺旋丸!!!」
再不斬はナルトの螺旋丸を思いっきり食らって、再不斬は乱回転しながら本体の再不斬に突撃した。そして本体の再不斬が左手を離したことによってカカシ先生は復活した。
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