ひきこもれない  [ 4/25 ]


『うー・・・痛い』

極殺になった父様に拳骨を喰らった私は渋々起き上がった。痛いのは嫌だからね。

「ねぇ旦那・・・あのこと星那にまだ言ってなかったの?」
『・・・あのことって何?』

父様は少し考え込んで口を開いた。

「星月学園だったら通うか?」
『嫌ですけど?』

星月学園は女子生徒が一人しかいないという、私にとっては魅力的な学校だ。それは認める。
でも残念ながら私は星に全く興味がない。そんな私が通ったって保健室行きになることが目に見えてる。
それに・・・

『そこ全寮制じゃん。家帰って来れないとか無理。寂しくて死んじゃう』
「そう言うと思ってだな、理事長に相談したんだ」
「そしたらね、家からでも通える距離なんだから特別に通学しても構わないって」

理事長ーーーー!!脅されたんですね。わかります。


待てよ・・・コレ逝くフラグじゃね?



「だからさ、星那も学校行くよね?」
『嫌で「行くよね?」・・・ハイ』

こうして私の学校行きが決定した。

  









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